ビリー・ホリデイを聴きながら

Mary Papenfuss “Renowned Journalist Nat Hentoff Dead At 91” http://www.huffingtonpost.com/entry/nat-hentoff-dies_us_5871cb16e4b043ad97e3b8bb *1
Bryan Marquard “Nat Hentoff, a jazz critic, free speech advocate, and ‘Boston Boy’ memoirist, dies at 91” https://www.bostonglobe.com/news/nation/2017/01/07/columnist-nat-hentoff-dies/c2hsCBIxVbyDlHvtjp4H2J/story.html
Martin Weil “Nat Hentoff, journalist who wrote on jazz and civil liberties, dies at 91” https://www.washingtonpost.com/local/obituaries/nat-hentoff-journalist-who-wrote-on-jazz-and-civil-liberties-dies-at-91/2017/01/08/2f67241a-d559-11e6-945a-76f69a399dd5_story.html


少し遅れて知ったのだが。
現地時間1月7日、小説『ジャズ・カントリー』の著者でもあるジャズ批評家のナット・ヘントフ*2がマンハッタンの自宅にて老衰のために死去。享年91歳。息子によれば、家族に囲まれてビリー・ホリデイを聴きながらの往生であったという。ヘントフ氏の政治的立場は左翼リバタリアンというか、〈合衆国憲法原理主義者〉というのが最も適当であろう。なお、ヘントフ氏は妊娠中絶には断固反対であった。また、2003年のイラク戦争を支持した。

そういえば、ヘントフ氏はジプシー・ジャズのギタリスト(ショーン・ペン)を描いたウッディ・アレンのフェイク・ドキュメンタリー『ギター弾きの恋』に本人役で出演していたのだった*3
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さて、この世で最後に聴く音楽を決めておくのは重要だと思った。まあヘントフ氏がビリー・ホリデイを聴きながら死にたいと前以て決めていたのかどうかは知らないけれど。私は既に決めてあるけれど、第二希望とか第三希望とかも決めておく必要があるでしょ。
See also


さえきかずひこ「シリーズ【ジャズ批評家を読む】第1回:ナット・ヘントフ 『ジャズ・カントリー』」http://www.en-soph.org/archives/44098042.html