「泣いている」のは「たまねぎ」のせいではなく

『日刊スポーツ』の記事;


〈速報〉歌手りりィさんが死去、ドリカム吉田美和の義母

2016年11月11日



 「私は泣いています」のミリオンヒット曲を持つシンガー・ソングライターの女優りりィ(本名鎌田小恵子=かまた・さえこ)さんが11日朝、肺がんのために死去した。64歳。福岡市出身。かねて肺がんで病気療養中だった。葬儀は故人の遺志で近親者による密葬で行う。

 1972年(昭47)にアルバム「たまねぎ」で歌手デビュー。女性シンガー・ソングライターの先駆けとして注目を集めた。ハスキーボイスが人気で、74年には「私は泣いています」が100万枚を超えるセールスを記録。セカンドアルバム「ダルシマ」、サードアルバム「タエコ」もヒットを記録した。

 女優としても活躍した。72年に大島渚監督の映画「夏の妹」で女優デビュー。79年には村川透監督の「処刑遊戯」にも出演した。83年に結婚、出産のために芸能活動を休止したが、95年にシングル「でも、さよならが言えない」で音楽活動を再開した。

 その後も、ドラマ、映画、音楽などの幅広い分野で活躍。08年には主演映画「パークアンドラブホテル」(熊坂出監督)がベルリン国際映画祭で最優秀新人作品賞作品に選ばれた。

 現在公開中の「湯を沸かすほどの熱い愛」にも出演していた。

 人気グループ「DREAMS COME TRUE」吉田美和の夫のJUNONは長男で、バンド「FUZZY CONTROL」のメンバー*1
http://www.asahi.com/and_M/interest/entertainment/Cfettp01611110022.html

『音楽ナタリー』の記事;

りりィ肺がんで死去、JUONや吉田美和に見守られながら

2016年11月11日 13:16


シンガーソングライターで女優のりりィが、本日11月11日に死去した。64歳だった。

彼女はかねてより肺がんの療養中だったが、本日早朝、親しくしていた人々や長男であるJUON(FUZZY CONTROL)、義娘である吉田美和DREAMS COME TRUE)らに見守られながら旅立ったという。葬儀に関しては、故人の遺志により近親者のみの密葬として執り行われるとのこと。

りりィは1972年に歌手デビューし、1974年のシングル「私は泣いています」が大ヒットを記録。女優としても数多くのドラマや映画で活躍した。DREAMS COME TRUEのオフィシャルサイトでは中村正人が「1974年の『私は泣いています』以来、ずっと憧れの存在であり、初めてお会いしたときは、緊張しながらも心ときめいたことを覚えています。『救命病棟24時』第4シリーズでは『DREAMS COME TRUE feat. FUZZY CONTROL』の『その先へ』が主題歌として起用され、りりィさんが第5話に出演なされた時は、『親子で共演だ!』とみんなで大喜びしたものでした。りりィさんの唯一無二の歌声は、そして数々の演技は、永遠に記憶されるでしょう」とコメントしている*2
http://natalie.mu/music/news/208945

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『処刑遊戯』*3はたしかに凄かった。このように華のある悪を演じられる女優というのは今や少なくなっているのでは? どなたかが『半沢直樹*4に出ていたことを話題にしていたのだが、近年のTVドラマということでは『深夜食堂*5の元ストリッパー役の印象が強い。最近では、(小泉今日子の)『グーグーだって猫である*6の占師もけっこう強烈なところがあった。また、〈母親〉役というイメージも強い。井筒和幸の『のど自慢』とか山下敦弘の『リンダリンダリンダ*7とか。また、新藤兼人の『石内尋常高等小學校 花は散れども』*8にも出演している*9
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