Baku is back

「“バク転ブーム”到来のワケとは?」http://www.asahi.com/and_w/interest/entertainment/CORI2080091.html


「バク転ブーム」だそうだ。「ここ最近なぜか、バラエティ番組で“バク転”に挑戦する中年男性の姿を見かけることが多くなった。『所さん!大変ですよ』(NHK総合)では、夜にオジさんたちが集って、バク転の練習をする体操教室が紹介され、土曜特番の『その時チャンスは舞い降りた!』(日本テレビ系)では、“家族にカッコイイと言われたい”中年男性に声をかけ、バク転教室に通って奮闘する姿を放送」。
そういえば、「バク転」の「バク」ってどんな漢字を書くんだと悩んでいたことがあった。「バク」はbackだいうことに気付くまでちょっと時間がかかった。
記事では、現在の「中年男性」の少年時代たる昭和後期(1970〜80年代)の記憶が喚起される;


バク転は体操競技でいう“後方転回”のことで、後方に飛んで、ブリッジの体勢に沿って地面に両手をついて回転する運動だ。両手をつかずに空中で一回転すれば“バク宙”となり、さらに難易度は増す。このバク転は70年〜80年代にかけて、千葉真一真田広之志穂美悦子といったJAC出身のアクションスター勢や、『仮面ライダー』などの特撮ヒーローたちにとっては欠かせない“必須技”であった。

 さらに、田原俊彦や少年隊、光GENJIといったジャニーズ勢の十八番でもあり、“バク転ができないとジャニーズ事務所に入れない”“シブがき隊はバク転ができないから冷遇されている”などといった都市伝説さえ生まれたのである。いわばバク転は、アクションシーンやステージ上の振り付けなどエンタメ界でも多く取り入れられ、当時は学生時代だった中年男性たちにとっては、“バク転=カッコイイもの”として強く記憶に刻まれていったのだ。

本文ではないが、写真のキャプションに「特撮ヒーローを演じ、少年たちの憧れの的だったアクション俳優・千葉真一」というのがあるのだが、これって、千葉真一*1藤岡弘*2を混同していないだろうか。
ところで、(歌舞伎などで謂う)蜻蛉を切る*3と「バク転」の違いは?