千葉市中央区弁天と船橋市前原西

サマーランドの季節外れ水中鎌鼬事件*1はこれらの事件の前座だったということか。
朝日新聞』の記事;


路上で女子生徒の脇腹切りつけ、男が逃走 千葉

2016年8月23日19時14分


 23日午後5時ごろ、千葉市中央区弁天2丁目の路上で「女性の悲鳴が聞こえた」と110番通報があった。千葉県警や消防によると、市内の中学3年の女子(14)が刃物で右の脇腹を切りつけられてけがをした。意識はあるという。中年の男が自転車で逃げたという目撃情報があり、県警は通り魔事件とみて男の行方を追っている。

 捜査関係者によると、中学生は同級生の女子と路上を歩いていた。男が後方から近づき、追い抜きざまに切りつけたという目撃情報があるという。現場近くにいて119番通報した会社員の男性(29)は「助けてくださいという声がきこえて、事件に気づいた。被害者は右脇下から血をながし、別の中学生が傷を押さえていた。すぐに救急車を呼んだ」と話した。被害者と一緒にいた中学生は「男からすれちがいざまに刺された」と話していたという。

 現場は千葉都市モノレールの「千葉公園駅」近くの路上。近くには千葉公園があり、休日には多くの人でにぎわっている。
http://www.asahi.com/articles/ASJ8R63YVJ8RUDCB012.html

さらに、船橋市でも通り魔が出現したという。

住宅街、女子中学生が血を流し「助けてください」 千葉

2016年8月23日23時50分

 夏休みの夕方、千葉市船橋市の住宅街で相次いだ傷害事件に、目撃した人たちは恐怖を口にした。


 最初の現場は、JR千葉駅と千葉都市モノレール千葉公園駅に近い住宅街。被害者の女子中学生に助けを求められて119番通報した会社員男性(29)は「助けてくださいという声で事件に気づいた。被害者は右脇から血を流し、別の少女が傷口を押さえていた」と話した。近くの飲食店で働く女性(42)はサイレンで事件を知った。「こうした事件が起きたことはなく、とても怖い。ここはしばらく通りたくない」と口にした。

 普段から2人の子どもと現場近くを通るという近所の30代の主婦は「大きな公園に近く、普段から人通りが多い。恐ろしくて子どもを一人で歩かせられない」と話した。

 2件目の事件が起きたのは、JR津田沼駅新京成線新津田沼駅から約1・5キロ離れた閑静な住宅街。近くに住む会社員仲村雅子さん(42)は、あたりが騒然とする中、被害にあった大学生の女性が担架で運ばれるのを目撃した。容疑者とみられる男が確保されたと聞き、「とりあえずほっとしました。外に出られます」。4歳の長男がいる近くの主婦(36)は「買い物で付近の道路を通るので怖い。もし容疑者が捕まらなければ、極力歩かないようにしていただろう」と話した。
http://www.asahi.com/articles/ASJ8R7D62J8RUTIL034.html

毎日新聞』;

<傷害>千葉と船橋の事件関与か 20代男の身柄確保

毎日新聞 8月23日(火)22時15分配信


 23日午後5時ごろ、千葉市中央区弁天2の市道で、区内の中学3年の女子生徒(14)が脇腹付近を刃物のようなもので刺され、重傷を負った。約1時間半後、約12キロ離れた千葉県船橋市前原西7の路上でも、市内の大学1年の女子学生(19)が腰のあたりを刃物で刺された。自転車で追い抜きざまに刺すなど類似点があり、県警が同一犯とみて捜査。船橋の事件直後、同県習志野市で特徴の似た20代の男の身柄を確保し、事情を聴いている。

 県警によると、女子生徒はJR千葉駅から北東約400メートルの線路沿いの歩道を、双子の妹と歩いていた。傷は長さ2センチ、深さ5センチで4針縫い全治1カ月。自転車に乗っていたのは男で、青いTシャツ、黒い短パン姿だった。

 女子学生は午後6時35分ごろ、自転車の青いTシャツの何者かに刺された。県警によると、女子学生は刃物が刺さったまま病院に搬送され、意識はあるという。傷は深さ6センチ。近くの新京成線前原駅に向かう途中だったという。

 午後7時20分ごろ、隣の新津田沼駅近くの公衆電話から、目撃者だという男性の声で「新津田沼駅で女性が刺されていた」と110番。習志野署員が駆けつけ、二つの事件の容疑者と似た特徴の男を見つけて身柄を確保した。同駅周辺では事件は確認されていない。【金森崇之、信田真由美、青木英一】

最終更新:8月24日(水)1時15分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160823-00000113-mai-soci

産経新聞』の記事;

女子中生ら相次ぎ刺される 自転車の男?を確保 千葉と船橋

産経新聞 8月23日(火)21時44分配信



 23日午後5時ごろ、千葉市中央区弁天の路上を歩いていた同区の中学3年の女子生徒(14)が自転車に追い抜かれた際、乗っていた男に脇腹の1カ所を刃物のようなもので刺された。千葉県警によると、女子生徒は1カ月の重傷。男はそのまま逃走した。約1時間半後には同県船橋市前原西の路上を歩いていた女子大生(19)が、後ろから来た自転車の男に刃物で左腰を刺され、自ら110番通報。病院に搬送された。意識はあるという。

 「青いシャツを着ていた」などとする共通の目撃証言から、同一犯の可能性があるとみて、県警が付近の防犯カメラ映像を解析するなどして行方を追っていたところ、同日夜、服装などの特徴が似ており、事件に関与した疑いがある男を同県内で発見した。事情を聴いている。

 千葉市の現場はJR千葉駅から北東に約500メートルの住宅などが立ち並ぶ線路沿いで、県警によると事件当時も人通りはあったという。女子生徒は制服姿で、同級生の女子生徒と2人で千葉駅方面へ向かって歩いていたところ被害に遭った。通行人が「助けて」という悲鳴を聞いて119番通報した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160823-00000555-san-soci

千葉市千葉公園も、船橋市前原西*2新京成前原駅*3も、みな馴染みのある場所なので、とにかく吃驚。
最初の朝日の記事によると、千葉市中央区では「中年の男が自転車で逃げたという目撃情報があ」った。しかし、捕まったのは20代の男。まあ瞬発的な視力と記憶力というのはこの程度のものなのかということなのだろうか。決め手となったのは風貌よりも「青いシャツ」の印象だった。でもわからないのは「自転車」。千葉公園周辺、前原西、それから20代の男の身柄が確保された新津田沼駅*4。移動経路はけっこう容易く想像することができる。但し、それは電車(総武線)と徒歩でということであって、自転車での移動というのはちょっと想像しがたい。勿論自転車での移動は不可能ではない。しかし、千葉公園から前原西まではかなり距離もあるし、道順だって単純ではない。もしほんとうに移動したならば、「青いシャツ」着て必死に自転車のペダルを漕いでいる男の姿が少なからぬ人によって目撃されている筈だ。勿論、最初の自転車は千葉駅前とかで捨てて電車に乗って、さらに津田沼駅周辺で新たに自転車を盗んだということなら納得ともできるのだが、そういう証拠もまだないようだ。ということで、千葉市中央区弁天の事件の犯人は別なんじゃないかという気もするのだ。やはり中年を追え!