最近或るプライヴェートな場所に、
と書き込んだ。このRaw-foodismという言葉を知ったのは、Richard Wrangham Catching Fireという本の第1章”Quest for Raw-foodists”。「ボディビル」云々というのは、第2章”The Energy Theory of Cooking”で言及されている(p.62)。1904年に生食主義者のMolly ChristianとEugene Christianが「卵は加熱すべからず」と説いた*1。生卵食いは例えばアーノルド・シュワルツェネッガー*2も実践している。また、映画『ロッキー』においてトレーニング中のシルヴェスター・スタローン*3も生卵を食べている。生卵の方が過熱した卵よりも栄養学的な価値が高いというのはたしかに正しい(pp.62-63)。
そういえば、最近ちょっと気になっているのはRaw-foodismという思想(実践)。肉食・菜食を問わず、一切の加熱処理を拒絶するみたいな。間接的には意外なところに影響を与えていて、ボディビルをやる人がやたら生卵を食べるのはもともとRaw-foodismから来ているらしい。
Catching Fire: How Cooking Made Us Human
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https://en.wikipedia.org/wiki/Raw_foodism
*1:See Christian, M. G. & Christian, E Uncooked Foods and How to Use Them: A Tretise on How to Get the Highest Form of Animal Energy from Food, The Health-Culture Company, 1904.
*2:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070715/1184522957 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20091217/1261022591
*3:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060812/1155398586 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20101220/1292816929 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160619/1466319953 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160719/1468887188