黄熱病

昨日「脳炎」の話を採り上げたのだが*1、それを書いた後に読んだ『ガーディアン』の記事;


Sarah Boseley “Fears of global yellow fever epidemic grow as vaccine stocks dwindle” https://www.theguardian.com/global-development/2016/aug/16/fears-of-global-yellow-fever-epidemic-grow-as-vaccine-stocks-dwindle


アフリカのアンゴラでは昨年末に黄熱病が流行していたが、現在流行の中心は隣国のコンゴ民主共和国に移っている。問題はワクチンの在庫が底をつきかけているということであり、ウィルス感染した蚊が人やモノと一緒に国境を越えれば、黄熱病の流行は一気にグローバル化する可能性がある。
黄熱病というと、どうしても野口英世を想起してしまうというか*2、かなりむかしの話だという印象を持ってしまうけど、勿論有効なワクチンが開発されているとはいえ、現在でも(オリンピックの伯剌西爾を含む)熱帯地方ではアクチュアルな問題であり続けているということはいうまでもない。
See also


Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Yellow_fever
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E7%86%B1
高崎智彦「黄熱」http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k02_g1/k02_23/k02_23.html
厚生労働省検疫所「黄熱について」http://www.forth.go.jp/useful/yellowfever.html