母集団は大事だということ

四谷学院CM「偏差値29でも北大医学部に」が炎上 生徒は「偏差値74」東大寺学園出身だった」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160307-00000007-jct-soci http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160307-00000007-jct-soci&p=2


このCMとやらは視ていないのだが。


偏差値29の学生でも、北海道大学医学部に合格できる――。大学受験予備校の四谷学院のCMで、低偏差値からの「大逆転劇」のような切り口で紹介されている生徒が、実は全国屈指の名門進学高校「東大寺学園」の出身だった。こんな指摘がツイッターに登場し、「偏差値詐欺みたい」などと炎上状態になっている。

難関大学に合格した実在の予備校生が登場し、受験にまつわるエピソードを語る四谷学院のテレビCM。10年以上前から同じ形式を続ける「定番CM」の1つだが、2016年2月初旬から放送されている新しいバージョンにネットで批判が集まることになった。

 問題のCMでは、15年4月に北海道大学の医学部に合格したという生徒が「偏差値29からのスタートだったんです......」と語り始める。続けて、四谷学院ならば基礎から1つずつ積みあげて勉強できると語り、「偏差値29」でも効率的に学べるとアピール。最終的には、「(四谷学院が)人生のターニングポイントになりました」とまで語っている。


だが、あるネットユーザーが2016年3月4日、このCMに対して鋭い指摘を寄せた。CMの中で偏差値29と紹介されていた生徒が、実は全国屈指の進学校東大寺学園」出身だったことを発見。その内容をツイッターへ投稿したことで、翌5日には5000回以上のリツイートを記録するなど大きな注目を集めた。
この「偏差値29」というのは「東大寺学園」の生徒を母集団としたものであるらしい。教訓はその母集団の質を抜きにしては「偏差値」を語ることができないということだろうか。ところで、分母を操作することによる統計数字の操作については、http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120601/1338563241 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120620/1340214843で言及している。