一二三四ではなかった、既に

「ロウ・ライク・スシ」http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20160222


俺はほんとうに世事に疎いんだなと思った。ネットのニュースで桂文枝の不倫云々というのを知ったとき、「桂文枝」って誰よ? と思った。それで、写真を見たら「桂三枝」じゃないですか。「桂文枝」(六代目)襲名が発表されたのが2011年7月、襲名して「三枝」から「文枝」に正式になったのが2012年7月*1桂三枝ならぬ六代 桂文枝を見たことはなかったのだ。20年来の仲という相手の「紫艶」という「演歌歌手」。当然、彼女のことも知らなかった。「演歌」というよりはムード歌謡という感じだけど、まあいい女なのだと思う。ただ「紫艶」という藝名は何だか地元人が集う場末のスナックを想起させる。誰がつけたんだよ、と思ったのだが、 桂三枝師匠でした;


知り合ったのは紫艶さんが18歳の頃で、きっかけは舞台。三枝さんの大阪公演の芝居の中で登場する演歌歌手の役を紫艶さんがやったとのこと。

打ち上げで携帯番号を聞かれ渡したところ、後日「いらっしゃ〜い」と電話で誘われ、行ってみたら二人きりだったということです。

海遊館などでデート。大阪・梅田駅近くのマンションで逢瀬を重ねる。しかもデビューした時の「紫艶」という芸名も三枝さんが命名したもの。彼女の実家がタバコ屋で、「煙」と「艶」の「えん」をかけているとのことです。落語家らしい命名・・・・
(kougan3*2「演歌歌手・紫艶(しえん)を知れば知るほど面白い!」http://matome.naver.jp/odai/2145610094718167701

「落語家らしい」というよりはヤンキー的な「命名」だと思う。「紫艶」から紫煙というのは誰でも思い浮かぶ連想だけど、20年前というと、既に喫煙者はかなり肩身の狭い思いをし始めていた頃。そういう空気に逆らったということではその度胸を称えなければならないと思う。紫煙の立ち込める場末のスナック。
ということで、スキャンダルといってもちょっと花に欠ける。数年前のことで、ネタとしても鮮度落ちまくりだし。『フライデー』ですよね。これは、もしかして『フライデー』の衰退の徴なのでは? 「センテンス スプリング」に抜かれてばかりの今日この頃、起死回生をかけて放ったスクープがこれだったのかな。あの、かつてセレブに徹底的に恐れられ且つ蛇蝎の如く嫌われた『フライデー』、たけし軍団にぼこぼこにされても、大川隆法がかんかんに怒ってもめげなかった『フライデー』は何処行ったんだ、という声が聞こえてきそうだ。
さて、「紫艶」という名前をdisったのだが、シオンと念む名前は好きだ。歌人水原紫苑*3や作家の三浦しをん。どちらも本名で、「紫苑」*4という紫色の花をつける植物に由来する。ユダヤ教とは関係ないようだ。ただ、仮名書きの「しをん」を度々「おしん」と誤読する。