紫煙の如し

共同通信の記事;


落語家桂文枝さんの妻と母死去
今月下旬に相次いで

2021/1/27 13:13 (JST)1/27 16:01 (JST)updated


 落語家桂文枝さん(77)の妻河村真由美さんと母河村治子さんが1月下旬、相次いで亡くなったことが27日、分かった。真由美さんは67歳、大阪府出身。治子さんは99歳だった。葬儀・告別式は近親者らで行った。喪主は文枝さん。関係者によると、真由美さんは病死だという*1

 真由美さんは文枝さんと1972年に結婚した。
https://this.kiji.is/727013950441816064

今になっても、「桂文枝」よりも「桂三枝」の方がピンとくるのだけど*2、彼がまだ「桂三枝」と呼ばれていた時代から不倫関係にあった女性が一昨年にひっそりと41歳の若さで亡くなっていたということを思い出した*3。まあ、早死ににせよ天寿を全うしたにせよ、永遠に近い仏の時間から見れば、どちらもそう変わらないことだろう。命儚きこと紫煙の如し。ただ東風に順ふ。
因みに、最後の分は蘇東坡からのぱくり。
蘇東坡詩選 (岩波文庫 赤 7-1)

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  • 作者:蘇 東坡
  • 発売日: 1975/01/16
  • メディア: 文庫
海市 (新潮文庫)

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*1:こちらの記事には、桂文枝による長文のコメントが引用されている。スポーツニッポン「妻と母を相次いで亡くした桂文枝がコメント「人生の中で2日続けて死亡届を書くなんて」悲痛も芸道に励む」https://news.yahoo.co.jp/articles/489f34ad8c83dd228ea0c04dc519baf8ef4f149c

*2:See https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20160225/1456409519

*3:See https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/05/03/015601