大方草「黒柳徹子に隠し子が!? 徹子が結婚しない理由とは? その知られざる恋愛秘話が泣ける!」http://lite-ra.com/2015/06/post-1152.html
黒柳徹子*1の末の弟が実は彼女の隠し子でその父親は劇作家の飯沢匡*2という「都市伝説」。私は全然聞いたことがなかった。
さて、
これは黒柳さん独自の「恋愛・結婚観」というよりは、少なからぬ人が共有しているのではないか。所謂〈婚活〉にのめり込めば込むほど「結婚」できなくなるという婚活のパラドックス。ツヴァイとかその手の結婚紹介サーヴィスに登録した人は、いくら相手を紹介されても、あと1回待てばもっといい人と出会える筈だという思いに憑かれて、結局は誰も選べなくなるということがある(Cf. 山田昌弘『結婚の社会学』*5)。
また、同書*3によると、徹子はそのころ*43度のお見合いをしている。最後の1人とは結婚も考えた。だが、〈ふと、「自分の結婚式の帰り道で、出会いがしらみたいに、『あ、この人がいい!』みたいな男性に出会っちゃったらどうしよう?」と疑問を持ったのがキッカケで、私は考え込んでしまった〉といい、結局、破談になったという。この文章には、徹子の恋愛・結婚観がよくあらわれているのではないだろうか。
結婚の社会学―未婚化・晩婚化はつづくのか (丸善ライブラリー)
- 作者: 山田昌弘
- 出版社/メーカー: 丸善
- 発売日: 1996/08
- メディア: 新書
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*1:Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20081226/1230259822 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20131002/1380671844 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20141123/1416698209
*2:Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20061007/1160211636 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070702/1183384170
*4:1954年。ラヂオ・ドラマのオーディションで飯沢匡と出会った頃。
*5:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110825/1314242586