純米ではない「純米酒」(メモ)

経済思想さんのご教示。
『朝日』の記事;


富久娘酒造が不当表示 純米酒醸造アルコール混入

2013年11月12日05時05分

 富久娘酒造(神戸市灘区)が国税庁の定めた表示基準に違反し、醸造アルコールを混入した酒を純米酒などと表示したり、規格外の米を原材料にした日本酒を吟醸酒としたりしていたことがわかった。同社は商品を回収して返金するとしている。

 同社によると、国税庁の基準が米と米こうじを使用原料と定める純米酒醸造アルコールを混入。「米だけの酒」と表示した日本酒にも、醸造アルコールを混入していたという。混入の割合や時期は不明としている。また、材料について「3等以上に格付けされた米」と定める吟醸酒純米酒本醸造酒に規格外の米が混じっていた。同社は少なくとも4、5年前から使用していた、としている。

 大阪国税局の指摘を受けて調査。混入があった商品は49品目で全対象商品を回収する。1〜10月の出荷量は一升瓶換算で約25万本分にあたるという。小島久佳社長は「管理の不備でお客様をだますことになり申し訳ない。再発防止に努める」としている。
http://www.asahi.com/articles/OSK201311110165.html

日本における酒行政についてはhttp://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090908/1252380347も参照のこと。