勿論、この「田中」は「龍作」ではないよ。
承前*1
Via http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20131101/1383311247
『産経』の記事;
また下村博文*2か! 山本太郎を攻撃すると見せかけて、真のターゲットは田中正造なのか。つまり、公害の被害者を代弁しようとする政治家は許さないといいたいのだろうか。よくわからない。ただ明らかなことは「匹敵」という言葉の使用により、現職の文部科学大臣が山本太郎に「平成の田中正造」としてのお墨付きを与えてしまったということだろうか。文部省公認! これはとんだオウン・ゴールだな。
「議員辞職もの、政治利用そのものだ」下村文科相 「田中正造に匹敵する」
山本太郎参院議員(38)=無所属=が10月31日に東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれた秋の園遊会で、陛下に直接、手紙を渡した問題について、下村博文文部科学相は1日の閣議後会見で「議員辞職ものだ。政治利用そのものだ」と批判した。
下村文科相は「これを認めれば、いろんな行事で天皇陛下に手紙を渡すことを認めることになる」と指摘した。
明治時代の足尾銅山鉱毒事件を引き合いに出しながら「田中正造が(明治天皇に)直訴して大問題になったことに匹敵するようなこと。こういうことを安易に看過するようなことがあってはならない。非常に重いことだ」と述べた。
(MSN産経ニュース 2013.11.1 10:07)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/131101/edc13110110070000-n1.htm
山本太郎の問題がnaivetyだとすると*3、下村は端的に邪悪ということになろうか。
ところで、田中正造については、
「佐野が生んだ偉人 田中正造 その行動と思想」http://www8.plala.or.jp/kawakiyo/index4.html
をマークしておく。また青空文庫では、あの「直訴状」*4を初めとする、田中正造の5つのテクストが読める*5。
*1:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20131101/1383315848
*2:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100131/1264951293 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20130129/1359421388 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20130304/1362329353 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20130725/1374761398 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20130830/1377829871 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20131013/1381624526
*3:英語のnaiveにポジティヴな意味合いは殆どない。