M2H?

「私はいかにしてエスノメソドロジストとなり続けたか」http://d.hatena.ne.jp/ebita_daigoro/20110712


タイトルの通り、若きエスノメソドロジストの自伝。
「ある福祉系大学の系列の専門学校」というのが気にはなるのだが*1、それはともかくとして、


このころ、私はどのような本を読んでいたかというと、実は現象学についての本を趣味として読みあさっていた。なぜ現象学かは今にして思えばよくわからないのだが、村上春樹(当時大ファン)についての評論を読んだのがきっかけだったと思う。その評論家の現象学を使った村上春樹読解が面白く、よくわからないなりに現象学を勉強した。また、現象学は「ジャーナリストになりたい」と思っていた当時の自分の関心にもあっていたように思う。「自分の経験したことをいかにして言語化していくか」ということに、もっともうまく回答してくれそうな学問が現象学だったように思えた。
現象学を使った村上春樹読解」って誰によるものなのかと興味津々。その一方で、もしかして「ピンポン」*2かも知れないなという悪い予感もする。因みに、現象学者好みの現代作家ということだと、保坂和志あたりになるのだが。