When a Billion Chinese Jumpなど

土曜日、Jonathan Wattsの新刊、When a Billion Chinese Jump: How China Will Save Mankind – Or Destroy It(Faber & Faber, 2010)が某本屋の店頭に出ていたので買い求める。Jonathan Wattsは『ガーディアン』の記者で*1、この本は環境問題を中心に据えた中国紀行。

When a Billion Chinese Jump: How China Will Save Mankind - or Destroy it

When a Billion Chinese Jump: How China Will Save Mankind - or Destroy it

土曜日はギャラリーのオープニングを2つ廻る。先ず、Stir Gallery*2のWard Schumaker Missepll and Cross-outs (but we still get home)。彼の作品は2007年にもStir Galleryで観たが*3、今回もその主題は文字である。但し、今回強調されているのは一度書いた文字を抹消するという所作。以前、文字を主題にした彼の作品から荒川修作*4を連想してしまったが、今回はジャスパー・ジョーンズを連想してしまった。

次いで、Art Labor 2.0*5の陸新建『城市基因(City DNA)』。都市をこのような仕方で表現するというのは彼が初めてというわけではないだろうけど、とにかく(抽象画なのか具象画なのかということを超えて)魅力的な作品群だ。上海、北京、東京、ソウル、香港(中環)、紐育(マンハッタン)、台北ヘルシンキ、ローマ、ブリュッセルアムステルダムetc.

独逸ケルン歌劇団(Oper Koln)によるリヒャルト・ワーグナーの『ニーベルゲンの指輪(Der Ring des Nibelungen)』の上海公演*6はTVで生中継・生放送されていた。金曜の夜、フィナーレの『神々の黄昏』を視る。都市の廃墟をイメージしたなかなかアヴァンギャルドな舞台デザイン。
また、ウィリアム・フォーサイス振付けによるフランダース王立バレエ団のバレエImpressing the Czarが10月1日と2日に上海大劇院で上演されることを知る*7。これは亜細亜における初演。

Sam Tanenhaus The Death of Conservatism*8を読了。この本については別エントリーにて何かメモする予定。

The Death of Conservatism

The Death of Conservatism