図書館と社交

http://maru3.exblog.jp/11225429/


曰く、


 誰もが利用できる場としての Public Library(パブリック・ライブラリ:公共図書館

  から

 誰かと出会える場としての Social Library (ソーシャル・ライブラリ:つながり図書館:社交図書館)

何か、そんな仕掛けができないものか…と、考えていたりするのです。

今はどうかわからないけれど、俺が若い頃、東京の公共図書館では映画の上映会+監督のトークというようなイヴェントがよく行われていた。俺が篠田正浩監督の話を初めて直に聴いたのも文京区の某図書館における『心中天網島』の上映会だった*1(そのときの司会はたしか白井佳夫氏)。そういうイヴェントの後で、じゃあ懇親会*2でも如何? ということになれば、「誰かと出会える」という可能性は出てくるのだろう。それで、図書館の別室(会議室とか)に麦酒、ワイン、乾き物とかが用意されているということが現在の社会的雰囲気において許容されるのかどうか。それが問題なのかもしれない。
心中天網島 [DVD]

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上掲のエントリーとは全く別の意味で、俺が通っていた大学の図書館は社交の場であった。学生会館のようなものがなかったので、学生が屯する場所というのは図書館くらいしかなく、或る閲覧室は完全に学生の溜まり場と化して、大学当局もそれを黙認していた。

*1:See http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070112/1168605677

*2:近頃は懇親会という言い方もタブーになっているらしい。情報交換会。