二子山

『読売』の記事;


「土俵の鬼」初代若乃花花田勝治さん死去

 日本相撲協会の元理事長で、「土俵の鬼」と呼ばれた昭和の名横綱、初代若乃花花田勝治(はなだ・かつじ)さんが1日、腎細胞がんのため入院先の東京・慶応病院で死去した。82歳だった。告別式は未定。


 青森県弘前市出身。終戦直後の1946年に18歳で初土俵を踏み、58年初場所後に第45代横綱に昇進した。1メートル79、105キロの軽量ながら真っ向勝負が人気を集め、横綱栃錦と「栃若時代」を築いた。幕内優勝は10回。引退後は二子山部屋を起こし、現役時代からの荒げいこで、2代目若乃花(現間垣親方)、隆の里(現鳴戸親方)の2横綱と、実弟貴ノ花(故人)、若嶋津(現松ヶ根親方)の人気大関らを育てた。元横綱貴乃花親方と3代目若乃花若貴兄弟はおいに当たる。
(2010年9月1日18時49分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/sports/sumo/news/20100901-OYT1T00904.htm

先日亡くなった大麒麟*1もそうだったが、取的は相対的に若死にするという印象があり、癌とはいえ享年82歳というのはまあ長寿だったとはいえるだろう。
勿論現役時代を知る由もなく、俺が物心ついた頃は既に二子山親方であった。因みに、憶えている限りでの角力に関する最初の記憶というのは横綱柏戸の引退。大人たちがその話をしているのを盗み聴きした。大麒麟の兄弟子である大鵬が引退したのは初代若乃花実弟で後に二代目二子山親方となる貴ノ花に負けたことをきっかけとする。その二子山部屋も既になく、貴乃花部屋になってしまった。初代若乃花貴ノ花は20歳以上離れていて、こういう兄弟というのは少子化以前の日本ではそれほど珍しくはなかったのだろうけど、歳の離れた兄弟ということで思い出したのは金田正一のことで、彼にも歳の離れた留広というやはり投手の弟がいて、たしか金田正一現役最後の年のオールスター戦で、兄弟対決というのが行われ、金田正一金田留広を三振させたと記憶していたのだが、Wikipediaによるとセカンド・フライであったという。金田の方は兄弟とも存命。