金基哲、全基炳「「在日朝鮮人帰国事業は人道主義を装った追放」」(上・中・下)
http://www.chosunonline.com/news/20100620000007
http://www.chosunonline.com/news/20100620000008
http://www.chosunonline.com/news/20100620000009
在日朝鮮人の北朝鮮への帰国運動の研究『北朝鮮へのエクソダス』の韓国語訳が出たテッサ・モリス=鈴木さん*1へのインタヴュー。詳しくは本を読んで下さいという感じで、読み物としてはちょっと物足りないが、
という部分はコピーしておくに値しよう。
スズキ教授は米国が帰国事業を阻止しなかった理由について、「日米安全保障条約改正のため、日本に配慮する必要があったのだろう」と話す。また韓国に対しても、「日本での生活や差別に苦しんでいた在日朝鮮人たちを受け入れるべきだったが、その責任を果たそうとはしなかった」と非難した。
−帰国者の中には、北朝鮮を脱出して日本に戻った再帰国者が200人ほどいると聞いた。それでも日本では帰国事業の問題が話題にならないのはなぜか。
「日本政府も赤十字社も、『帰国』問題が公の場で取り上げられることを望んでいない。確かに言えることは、59年に帰国事業が始まった当時、日本の自民党政権はもちろん、社会党や共産党を含む政治勢力やマスコミの多くが、在日朝鮮人を危険な存在と考えていたため、『帰国』を扇動したということだ」
http://www.chosunonline.com/news/20100620000009
「帰国運動」についての1960年代前半のイメージについては、やはり浦山桐郎の『キューポラのある街』をマークしておくべきだろう。また、『パッチギ!』*2は敢えて「帰国」しなかった朝鮮人の物語。
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