『科学』と『学習』


『学習』『科学』休刊のお知らせ

2009年12月03日

時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、当グループが発刊しております1946年(昭和21年)創刊の『学習』は“「できる」よろこびと深く学びとるチカラを”をコンセプトに、1957年(昭和32年)創刊の『科学』は“小さな発見・大きな感動・科学っておもしろい!”をコンセプトに、多くのお子様に長い間愛され親しまれてまいりました。

しかしながら、児童数の減少やニーズの多様化等の市場環境の変化による部数の減少のため、誠に勝手ながら『学習』は2009年度冬号(2010年1月1日発行)、『科学』は2009年度3月号(2010年3月1日発行)の発行をもちまして休刊させていただくことになりました。

『学習』『科学』で培ってきた子どもたちを育む力は、これからも各種の科学関連教材や「科学実験教室」等に随時活かしていく所存です。

皆様の永年のご愛顧に心から感謝申し上げますとともに、突然の休刊案内にて大変恐縮ではございますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

株式会社学研ホールディングス 代表取締役社長 遠藤洋一郎
[発行会社] 株式会社学研ネクスト 代表取締役社長 碇秀行
[企画制作会社] 株式会社学研教育出版 代表取締役社長 矢崎悦男

2009年10月1日、株式会社学習研究社持株会社制に移行し、株式会社学研ホールディングスに社名を変更、株式会社学研教育出版・株式会社学研ネクストなどに分社化いたしました。
http://www.gakken.co.jp/news/hd/200912/20091203.html

さて、ブックマーク・コメントには、

wasai 学研, 科学, 本 おばちゃんが持ってくるのを楽しみにしていた時期があったんですけどねぇ、最近の時流には合わなくなったのか 2009/12/03
http://b.hatena.ne.jp/wasai/20091203#bookmark-17711438

Marin_MTB ビジネス, 出版, 学研, (´・ω・`) 俺はリアルに学研のおばちゃんまだかな〜だった位楽しみだったんだが。時代が変わって役目を終えてしまったのだろうか…。 2009/12/03
http://b.hatena.ne.jp/Marin_MTB/20091203#bookmark-17711438

multiplex00 学研, 出版, 教育 母親が学研のおばちゃんをやってたので、最大5年分の予習ができてた状態でした。残念だなー 2009/12/03
http://b.hatena.ne.jp/multiplex00/20091203#bookmark-17711438

surumeno13 出版流通 学研のおばちゃんが来るのが待ち切れず、発売日が近づくとおばちゃんちに日参するぐらい好きだった。教科書や学校以外では科学と学習から学んだことは数知れず。ひみつシリーズとあわせて、私の知識の基礎だった。 2009/12/03
http://b.hatena.ne.jp/surumeno13/20091203#bookmark-17711438

panparade 昭和, 教育, 歴史, 休刊 両方とも昔愛読してました。僕の親父も「学研のおじさん」をやっていたのだが・・・。「ひみつシリーズ」は僕のマンガ体験の原点だった。とりあえずご苦労様。 2009/12/03
http://b.hatena.ne.jp/panparade/20091203#bookmark-17711438

nanashino book, 科学 昔愛読してました。母親が「学研のおばちゃん」してた時もあったよ。長い間ありがとうございました! 2009/12/03
http://b.hatena.ne.jp/nanashino/20091203#bookmark-17711438
これらで言及される「学研のおばちゃん」(or 「学研のおじさん」)というのがわからない。私も小学生時代、『科学』と『学習』を読んではいたが、その売られ方というのは、(土曜日だったと思うけど)毎月1回学研の人が学校に来て、生徒の下駄箱の近くの机に雑誌を積み上げて、帰りがけの生徒たちに販売していたのだ。当時から、学校とつるんでるなとは思っていたが、売る人は「おばちゃん」とか「おじさん」というような(ヤクルトみたいな)存在ではなく、会社の人でしかなかった。小学館の雑誌は学校に来て売るということがなかったので、殆ど読んだことがない。中学に入ると、多くの人が(学研から出ていた『中一コース』ではなく)旺文社の『中一時代』を読むようになったのだが、それは学研が中学にやって来て雑誌を販売するということをしていなかったのと、街の某本屋が小学校を卒業する人を対象にDM攻勢をかけたからである*1
こういう意見もあり;

machida77 超能力者を紹介したりオカルトネタが豊富だったりと「ムー」予備軍を育てたことは都合良く忘れられ、まともな科学・教育の雑誌のように思われていた両誌もとうとう休刊。 2009/12/03
http://b.hatena.ne.jp/machida77/20091203#bookmark-17711438

*1:今だったら、個人情報なんちゃらで、けっこうややこしいことになるんじゃないか。