ご教示御礼

城内実の「9条」へのスタンスは?」と疑問を呈したのだけれど*1、これに対して、「いるか缶」さんにはhttp://d.hatena.ne.jp/canneddolphin/20090912/1252739438を書いていただき、古寺多見さんにはhttp://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20090913/1252780686http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20090913/1252797522を書いていただいた*2。また、古寺多見さんは、城内実の「チャンネル桜」での発言をhttp://hepoko.blog23.fc2.com/blog-entry-207.htmlから引用している*3


私は最近教育勅語を見直すべきじゃないかと思うんです。読めば読むほど、人間として、日本人としての徳が書いてあるわけです。

私は、教育基本法がああだこうだという議論をするのであれば、教育勅語と言うのが既にあるわけですから、国会を開いて議論をしたり、有識者の意見を求めるというのも、税金の無駄遣いなんですね。


従って、教育基本法に限らず、憲法に限らず、それぞれを改正、改憲するというのには、私は賛成ではないんです。要するにGHQがいた占領時代に作られたものは全て廃棄すると。全部新しく作りなおすと。これが正しい道だと思います。
さて、

また、城内さんはいわゆる「改憲派」ですが、憲法9条は残すべきと発言しています。

以上を踏まえると、城内実さんはれっきとした平和主義者なんですね。
http://kihachin.net/klog/archives/2009/09/kiuchi090911.html

宣った「喜八」氏*4は、文献的証拠を発掘した「いるか缶」さんや古寺多見さんに対して、それらを反証するに足る文献的証拠を提示する必要があるだろう。

ところで、http://potthi.blog107.fc2.com/blog-entry-777.htmlに、


それでも彼も見守りますか
浜松って町は、群馬の大泉ほどには話題になりませんけど、南米系の在日外国人労働者が人口の1割近くを占める土地です。自動車不況で、これらの労働者(もちろん非正規労働です)が解雇され、行き場を失って、社会問題にさえなっているのです。新自由主義者の私でさえ、事態を心配し、ブラジル人学校への寄付などに取り組んでいます(私の住む、三重県北部も同じような状況なので)

というのに。
城内氏は、残念ながら、そのことにまったく1言として言及すらしません。
反米・反新自由主義・愛国のお題目を唱えるだけど、目の前で起きているこの問題に興味すら示さず(本来なら、新自由主義を非難するには格好の話題なのに)、首を切る側だった軽自動車メーカーの会長から支持を取り付けたりしていました。
この事実から考え、あの差別記事も、モノの弾みで出たたとえ話でないと考えるしかありません。
私にとっては、郵政民営化よりも在日外国人労働者の権利擁護のほうが、よっぽぢ重要だし、よっぽど現代日本の病巣に深くつながっている大きな問題と考えます。
いかがでしょうか。
それでも、彼を見守りますか?
[2009/09/13 12:19] URL | デルタ(@新自由主義者

というコメントあり。頷くところが多い。静岡県における伯剌西爾人問題については、http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070630/1183176001で採り上げたことがある。私見を述べさせていただくと、城内実にシンパシーを寄せるということは、排除される伯剌西爾人ではなく排除する側にシンパシーを寄せるということに接近するのではないかと思うのだが、どうなのだろうか。