鼎泰豐など

http://d.hatena.ne.jp/kmiura/20080721#p2で、シンガポールの「鼎泰豐」*1が言及されている。
上海にも「鼎泰豐」はあり、上海におけるお薦めのレストランとする人も多い。私はわざわざ上海で台湾のレストランに行くことないじゃんと思っていた。さらに、「鼎泰豐」については、日本において誤解をしていた。評判を聞いて、新宿の時代広場の「鼎泰豐」で食べようとしたが、行列が長くて断念。それで、カレッタ汐留では店に入れたのだが、注文の仕方がよくなかったのか、それほど美味しいとは感じなかった。期待が大きかっただけに失望も大きかったというか。
ということで、今月の初めに雲南の親戚*2と初めて新天地の「鼎泰豐」へ行った。「鼎泰豐」の目玉である小籠包を中心に頼んだが、一言でいえば値段と美味しさのコスト・パフォーマンスが頗るいい。ただ、南翔饅頭店*3のとは甲乙つけ難い。新天地の「鼎泰豐」へ行こうとする方へ申し上げておくと、夕方は最低30分は外で待たされることを覚悟しなければならない。また、食べ物の値段は安いが、飲物の値段の設定は高めなので、酒を呑む目的でいくことはお薦めできない。
ところで、上では「台湾料理」とされている。しかし、目玉が小籠包で、写真も出ている「セロリキューブのにんにく和え」も上海料理の前菜としてはけっこう定番なので、寧ろ上海料理というカテゴリーになるんじゃないかと思っていたが、創業者の方は山西省の出身らしい。
やはり偉かったのはまだ店に英語のメニューもなかった時代に「鼎泰豐」を発見したNYTの記者だということになるのだが、日本はいつの間にか、本拠地である台湾よりも「鼎泰豐」が多い国になっている。

話は変わって。ポテト・サラダ。日本のスーパーとかコンビニに売っているお惣菜の定番ともいえる、マッシュト・ポテトをマヨネーズで和えて、胡瓜とかニンジンが混ざっている奴。中国では上海色拉といい、上海料理とされる。露西亜人が上海に伝えたという。ただ、日本においてポテト・サラダの来歴についてどんな話が語られているのかは知らぬ。