承前*1
『南方週末』の8月14日号は、6面に亙って張藝謀へのインタヴューを掲載している*2。また、陳丹青へのインタヴュー(張英、李邑蘭「拏破侖説、大就是美」)と彼の寄稿(「那一刻人人都是李寧」)が掲載されている。前者のインタヴューを読むと、高倉健が張藝謀に開会式成功を祈って日本刀を送ったという話が出てくるのだが、さらに開会式演出の課題として、「中国人要超越的是《東方紅》、是様板戯、是革命団体体操、是春晩*3」ということが挙げられている。張藝謀の演出は、獅子舞とか龍舞とか赤い灯籠とかパンダとか毛沢東とか雷鋒*4といったわかりやすい記号を敢えて避けているなという感じがしたのだ。また、楊瑞春、李瑶「只有難搞、不能乱搞」は花火の演出をした蔡国強へのインタヴュー。
また、同じ日付の『南方週末』の経済面では、最終聖火ランナーを務めた李寧のことが採り上げられている;
王小喬、蔡木子、薛田、虞立�「李寧:三分鐘與二十年」
虞立�「為甚麼李寧?」
李寧については日本ではどう伝えられているのだろうか。勿論、ワイヤ・アクションに耐えられることという条件はあったのだろうけれど、李寧は1988年のソウル・オリンピック後に現役を引退し、オリンピック選手の名声をバックに、スポーツ・ウェア・ブランドを創業し、成功した。そういう意味では、市場経済社会としての中国を象徴しているということもあるのだろう。因みに、彼は中国最大の少数民族である壮族である。
http://d.hatena.ne.jp/nessko/20080808/p1
ここで北朝鮮の宣伝をすれば、平壌では8月4日から9月終わりまで、毎日大規模なマス・ゲームが行われています*5。
See also http://blog.livedoor.jp/feminem/archives/50712530.html
また、おまけとして、http://www.gizmodo.jp/2008/08/post_4156.html
*1:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080809/1218247177
*2:張英、夏辰「張藝謀解密開幕式(一)〜(六)」。
*3:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080211/1202715118
*4:See http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060302/1141288476
*5:See Amy Fabris-Shi “Excess Baggage” That’s Shanghai August 2008, p.57