呉潔瑾「申城公厠不再叫“WC”」『東方早報』2007年6月11日
Legolas ZHANG “Officials put signs in loo of city WCs” Shanghai Daily 11 June 2007
上海には現在3781の公衆トイレがあるが、2009年中にその英文表記を現在のWCからToiletに変更することになった。その理由はWCが「文雅」ではないから。また、既に昨年から一部中心地区のトイレは”Public Toilet”に変更されている。なお、『東方早報』が上海在住の米国人David氏に訊ねたところ、WCは欧州では普遍的に用いられており、toiletは米国で使われることが多いが、men’s room/women’s roomの方がよく用いられているという回答を得た。
ところで、日本でも駅等の公共施設では英語/韓国語/中国語の表示がされるようになってきたが、たしか東京駅のトイレの中国語表記は「厠所」である。「厠所」というのはちょっと露骨な言葉で、日本語で言えば便所に相当する。だから、中国語の先生もなるべくなら洗手間とか衛生間を使うよう勧めるのではないかと思う。いちばんよく使うのは洗手間だと思うけれど、これは日本語のお手洗いそのままである。何故それを使わないのか。