北京人看上海――Hang on the Box

北京のガールズ・パンク・バンドHang on the Box*1への2001年のインタヴュー*2から、「上海人」について語っている部分;


──再び北京の男性について。女性に対して優しいといわれる上海の男と比べるとどう?

ワン:上海の男はやさしいというか、家事をするのが好きなのよね。

リー:上海で暮らしたこともないくせにどうしてそんなことが言える? 黙りなさい!

ワン:…というか、自分のアパートの下に上海の人が住んでいて気持ち悪い。

リー:本当に上海人? 山西人じゃないの?
ワン:よく知らないけど、女っぽいから私は付き合いたくない。

リー:話し方がニワトリの鳴き声みたいで男らしくない。
──上海では最近、衛慧・棉棉など「70年代生まれ作家」と言われる若手女流作家がアンダーグラウンドな都市生活を描いて話題になってますが。

ワン:棉棉は友達。私の前の彼氏と棉棉のだんなが友達だったから知り合った。でも棉棉みたいな小説、私だったらもっとうまく書けるよ。30代の人だったらあれでもリアルなんだろうけど、私らにとってはリアルにはほど遠い。衛慧の『上海ベイビー』は、精神科の診察室で先生が臭いすかしっ屁をするシーンが好き。その中で診察室の花はきれいに咲いているっていう描写だけは才能を感じる。それ以外は全部クソだけど(笑)。こういう本は私にとっては、やることないときとかトイレに行くときに読むもの。そもそも上海人の話し方が嫌い。だから書く本も好きになれないのかもね。