Salad Girl

blogを書くというのは恥と無知(無恥?)を曝すことでもある。
「英国で放映された『水滸伝』にゴダイゴの曲が使われたということは、たしか1st.アルバムの大貫憲章によるライナーにも書いてありましたが」*1というのは完全に記憶違い。英国での『水滸伝』の放映はこのアルバムが出た次の年だったのだ。だからそれはあり得ない。
ところで、ゴダイゴのデビュー曲は”Salad Girl”(「僕のサラダ・ガール」)。これは某化粧品会社のキャンペーン・ソングだったので、「サラダ・ガール」というのはその化粧品会社側のコンセプトだったのだろう。ところで、「サラダ・ガール」ってどんな女の子なのだろうか。ゴダイゴの曲は勿論覚えているけれど、その化粧品会社のCMとかは全然記憶にない。「サラダ」といっても色々あるし、さらにドレッシングも色々。
英語ではsaladにごちゃ混ぜというコノーテーションがある。例えば、精神病理学でいうところのword salad;


word salad

n : a jumble of extremely incoherent speech as sometimes observed in schizophrenia .
http://www.fasthealth.com/dictionary/w/word_salad.php


Word salad is a string of words that vaguely resemble language, and may or may not be grammatically correct, but is utterly meaningless.
Quoted from http://www.answers.com/topic/word-salad
1970年代のロックという文脈でsaladというと、何といってもEmerson Lake & PalmerのBrain Salad Surgery
Brain Salad Surgery

Brain Salad Surgery

だろうか。因みに邦題は『恐怖の頭脳改革』。『対自核(Look at Yourself)』
対自核(紙ジャケット仕様)

対自核(紙ジャケット仕様)

に匹敵する名訳(?)だと思うが、「恐怖の頭脳改革」ですよ。「教育再生会議」みたいな緩い名前ではなくて、「恐怖の頭脳改革会議」にすれば、内閣支持率も10%アップするぞと愛国心を発揮してみる。
もしかして、「サラダ・ガール」とは1970年代にはあまり目立たなかったがその後あらゆる食べ物を「サラダ」化していった〈マヨラー〉のこと?