Where?

九谷さんタンザニアにて、


観光途中で寄った別のきれいな民芸品店でCD「Putumayo Presents Africa」*1を購入。実はCD屋も何軒か行ってみたのだが、アフリカンポップスは全然置いてない。結局タンザニアではアフリカンポップスは「民芸品」扱いか?このCD自体アメリカのレーベルが作ってるし、タンザニアのバンドが入っていない。がっかり。でもHabib Koiteの'Wassiye'はいい曲だ。気に入った。
http://blog.livedoor.jp/aag42740/archives/50077035.html
また、ザンビアにて変なWham!のコピー・バンドに遭うの話*2
「アフリカンポップス」聴きたければどこへ行けばいい? 倫敦? 巴里?という話になるのだろうか。
と書いたのも、張晴「周鉄海――〓*3一種歴史」(『周鉄海』上海書店出版社、2006)*4に、ぶっちゃけ、「西側(西方)」というものなしには「中国の前衛藝術」なんて存在する術もなかったという一節(p.6)があったことを思い出したから。たしかに、1990年代の上海で、中国の現代アート観たければどこへ行けばいい?と言ったら、そんなの紐育へ行けということだっただろう。ここにグローバル社会におけるハイアラーキーだとかポストコロニアリズムの問題を看るのは容易いことだろう。その一方で、第三世界においてアーティストであろうとする人は、市場の問題にせよ、検閲等の問題にせよ、西側というか北側に依存することなくしては、不可能であるという事実も認めなければならないだろう。

*1:http://www.putumayo.com/catalog/item.php?cat_id=00033&item_id=00045

*2:http://blog.livedoor.jp/aag42740/archives/50045243.html

*3:ling4. 口+力(or 別のりっとうを取ったもの?)。GB3377.

*4:Cf. http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060411/1144735486 張氏は周鉄海の展覧会のキューレーター。