これも日中摩擦?

 施瑩「中国古典名著狂遭日本網游企業搶注」『東方早報』2006年3月7日


「全球最大的K-Java網絡游戯提供商、日本巨摩公司向我国国家商標局申請注冊的“水滸伝”商標已通過初審進入公告期」。これに対して、温州の「服装企業」である「喜倍児家居服飾有限公司」が「異議」を「提出」した。その董事長である〓*1漢華氏によれば、「四大名著是中国的文化遺産、応属於全国人民、任何人都不能将其用於商業目的」なのだと。「四大名著」とは『水滸伝』、『三国演義』、『西遊記』、『紅楼夢』なり。既に、日本の「光栄」が2002年12月に申請した「三国志戦記」の商標登録は成功しており、2004年3月には続いて「三国志――馳騁沙場」、「三国志――網絡」、「三国志――無双」等の系列商標の登録を申請している。「巨摩」の方でも、2004年3月に「西游記」、「三国志麻将」、「巨摩三国志麻将」の登録を申請している(現在審査中)。「四大名著」の内、『紅楼夢*2を除く3つが日本企業の手に落ちつつあるということだ。なお、現在の中国の「商標法」には、「民族文化遺産保護」に関する条文は特にないという。
この話、日本にてどのように伝えられているのか知らず。

*1:li4。がんだれ+萬。GB3287。

*2:これはゲームになりにくい。