川口真

朝日新聞』の記事;


川口真さん死去 「人形の家」「手紙」など作曲、「カール」のCMも
10/27(水) 10:19配信


朝日新聞デジタル

 「人形の家」や「手紙」といった歌謡曲や特撮ドラマ「ウルトラマンタロウ」の主題歌などで知られる作曲家、編曲家の川口真(かわぐち・まこと)さんが敗血症のため20日に死去した。83歳だった。葬儀は近親者のみでおこなった。喪主は長男真太郎さん。

 神戸市に生まれ、岡山県で育った。東京芸大在学中に編曲などの仕事を始めた。本格的な作曲家デビュー作となった弘田三枝子さん「人形の家」(1969年)が大ヒットを記録。翌年、由紀さおりさんの「手紙」もヒットした。作詞家のなかにし礼さんとタッグを組んだこの2曲はいずれも、世間での弘田さん、由紀さんのイメージを一新させる楽曲となった。

 西郷輝彦さん「真夏のあらし」では日本レコード大賞作曲賞を受賞。尾崎紀世彦さんの「さよならをもう一度」、布施明さんの「積木の部屋」、新沼謙治さん「嫁に来ないか」、金井克子さん「他人の関係」などのほか、明治「カール」のCMソングも手掛けた。

 編曲家としても山口百恵さん「いい日旅立ち」やテレサ・テンさん「時の流れに身をまかせ」、ザ・ドリフターズ「ドリフのズンドコ節」など数多くのヒット曲を手がけた。日本作曲家協会の理事長も務めた。



新沼謙治さん「これからも大切に歌っていきます」

 川口真さんの死去を受けて、歌手の新沼謙治さんがコメントを発表した。

 私のデビュー曲「おもいで岬」、続く「嫁に来ないか」を川口先生に作って頂きました。レコーディング前、ご自宅を訪ねてレッスンをして頂きました。途中、真剣勝負の将棋で盛り上がった事は良い思い出です。そして、その年の新人賞や紅白歌合戦初出場など、何もかもが感謝で夢のような1年でした。これからも大切に歌っていきます。久々の知らせは寂しい限りです。ご冥福をお祈りいたします。
https://news.yahoo.co.jp/articles/22b5247e15efcfcf3249e130561db2f14eca3b70

記事で言及されている曲たちの多くは、レコードを買うとかライヴに参戦するといった積極的な行いをするまでもなく、昭和の時代に、ただぼけっと商店街を歩くとか、TVを点けるとかしているだけで、耳に入ってきて、記憶に染み付いてしまった曲である。まあ歌謡曲というのはそういうものなのだろう。そのほかにも、例えば内藤やす子「弟よ」、岩崎宏美*1「熱帯魚」、塚田三喜夫「五月のバラ」など。また、編曲では森山加代子*2「白い蝶のサンバ」(作曲は井上かつお)、山口百恵いい日旅立ち*3(作曲は谷村新司)など*4