「ザンギ」

NHKの報道;


「ザンギ」の魅力発信 愛好団体が取り組み強化 札幌
2019年6月3日 17時00分


北海道の人たちに「ザンギ」と呼ばれて親しまれている鶏のから揚げの魅力を全国へ広めようと、愛好家の団体が組織を法人化してPRのための取り組みを強化していくことを発表しました。

ザンギをこよなく愛する一般の人たちでつくる「北海道ザンギ連盟」は3日、JR札幌駅前で会見を開きました。

9年前に発足したこの団体はこれまでSNSでザンギを提供する店舗の情報を発信したり、ザンギを食べるパーティーなどを開いたりして魅力を発信してきましたが、活動の幅を広げ全国にザンギの魅力を広めようと、今月中をめどに一般社団法人を設立するということです。

今後は北海道の食材と組み合わせた“ご当地ザンギ”を開発したり、ザンギにこだわった食のイベントを開いたり、ザンギのテーマソングを作ったりしてアピールしていくことにしています。

会場の一角では札幌市内のザンギの専門店が北海道の人にはなじみ深いしょうゆダレでつけ込んだ揚げたてのザンギをふるまいました。

北海道ザンギ連盟の金井英樹事務局長は「北海道を元気にする一つの方法がザンギだと考えている。多くの人に協力してもらい新たな価値を生み出していきたい」と話していました。


「ザンギ」の由来
「ザンギ」は一般的に、鶏肉にしょうゆやニンニク、ショウガなどで下味を付けた揚げ物で、北海道の飲食店では定番のメニューです。

「北海道ザンギ連盟」によりますと「ザンギ」の由来は昭和40年代、北海道釧路市の飲食店で「揚げた鶏肉」を意味する中国語の「炸鶏」をもとに「ザンギ」と名付けられ、メニューになったと言われています。

団体では多様なザンギの味を楽しんでもらいたいと、鶏のから揚げとザンギの味や揚げ方の違いについて明確な定義はしていないということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190603/k10011939371000.html

「炸鶏」はマンダリンだとzhajiで、片仮名で書けば、「ザジ」か「チャジ」。日本式に念めばサクケイになる。発祥の地が古くからの貿易港で中国とも関係が深かった小樽や函館ではなく、釧路だというのも興味深い。
「ザンギ」を知らなかった人は誰も慙愧の念を抱いている?