スーパーな勘違いなど

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>「スーパー」という店の形態が導入される頃まではいたんじゃなかろうかと、今思いついた。

御用聞きは、商店だけでなく、生協にも。賀川豊彦の始めた、いまのコープこうべですけど、スーパー形式の生協店舗が普及するまでは、「家庭係さん」という御用聞きがいたようです。見本をいくつか持って、自転車で注文をとっていたということです。配達は自転車ではたいへんだったかもしれません。どうしていたのでしょうか。

Wikipediaによると、

1921年4月12日、日本初の市民による生活協同組合「神戸購買組合」創設。当初の組合員はわずか10名だが、年末には1,246人に増加。現在の神戸市中央区八幡通に初の店舗を開店、米や醤油といった日常必需品の販売を開始。また、当時一般的であった「御用聞き」も開始。黒い自転車に乗り街中を走り、組合員宅を回る姿が見られ、「購買さん」と呼ばれて親しまれた(この「御用聞き」制度は、昭和50年代まで続いた)。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E6%B4%BB%E5%8D%94%E5%90%8C%E7%B5%84%E5%90%88%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%97%E3%81%93%E3%81%86%E3%81%B9
日本におけるスーパーマーケットの起源ですが、(イオンの源流となった)三重県四日市市の「岡田屋」の岡田卓也が昭和30年代に米国を視察した際にスーパーマーケットという店舗形態を知り、帰国後日本で導入したということを信じていたのですが、これについて裏を取ることはできませんでした。というか、日本で最初のスーパーというのは東京・青山の「紀ノ国屋」*1ですね。1953年のこと*2
まあ、「スーパー」というのは、店の歴史ということでは、19世紀仏蘭西における「デパート」の発明(Cf. 鹿島茂『デパートを発明した夫婦』)に次ぐ重要事でしょうか。
デパートを発明した夫婦 (講談社現代新書)

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