九月の鯨

NHKの報道;


浦賀水道近くにクジラの死がい 船に注意喚起 神奈川 三浦
2018年9月16日 15時46分


16日午前、神奈川県三浦市の沖合で体長およそ4メートルのクジラの死がいが浮かんでいるのが見つかり、海上保安本部は付近を航行する船舶に注意を呼びかけています。

16日午前11時すぎ、三浦市の沖合の浦賀水道の近くを航行していたタンカーから「小型ボートくらいのクジラ1頭が浮かんでいる」と、第三管区海上保安本部に連絡がありました。

横須賀海上保安部が巡視艇を出して確認したところ、三浦市の剱埼灯台から東におよそ8キロの沖合に、体長およそ4メートルのクジラの死がいが腹の部分が上の状態で浮かんでいるのを見つました。先月、神奈川県鎌倉市の海岸ではシロナガスクジラの子どもの死がいが見つかっていて、海上保安部は、今回発見されたクジラが海岸に近づかないかなど確認を続けています。

現場の海域は東京湾への航路で船舶の航行が多い浦賀水道に近く、第三管区海上保安本部は「クジラに衝突すると船に損傷が出るおそれがある。また、レーダーに映りづらいため航行する際は、目視でも確認してほしい」と注意を呼びかけています。

専門家「ザトウクジラの子どもか」
和歌山県太地町にある太地町立くじらの博物館の学芸員で、クジラの生態に詳しい稲森大樹さんによりますと、今回発見された体長およそ4メートルのクジラは、体長の3分の1ほどと胸びれが長く、胸びれの前方のふちに凹凸があること、それに、全身やひれの模様などからザトウクジラの子どもだと考えられるということです。

また、ザトウクジラは、夏の時期は日本よりも北の海域にいて、冬になると南下して小笠原諸島や沖縄の周辺でも確認されることから、この時期に神奈川県三浦市の沖合いで見られるのは珍しいということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180916/k10011632471000.html

タイトルはリリアン・ギッシュ主演の映画*1から。
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