逃げる水島

水島宏明*1が「泊まってないのに高額請求!? 旅行サイトの落とし穴 体験記」という記事を書いたが*2、既に跡形もなく削除されている。吊られた男という人の要約によると、以下のような記事だった;


1. ゼミ合宿のため,エクスペディアで自分と学生の分で計13人分の部屋を会員ログインせずにゲストとして予約した
2. 予約していたことを忘れていて会員ログインして,また13人分予約した
3. 後から学生は自分で予約することになり,学生たちは各自エクスペディア以外から予約した
4. 水島氏はエクスペディアで"会員として予約していた分"をキャンセルした (ゲストで予約した13人分は予約が残っている)
5. チェックイン時に水島氏がエクスペディアでたくさん予約していると言われた
6. 水島氏は自分のPCでエクスペディアにログインし,会員として予約した分がキャンセルされているので,エクスペディアではキャンセルされているとホテルの人に告げた
7. ホテルの人は,エクスペディアではキャンセルされているなら問題ないと回答した
8. 後日,ホテルから13人分決済されていると水島氏に連絡があった
9. 水島氏はエクスペディアとホテルにごねて50%の支払いに減額してもらった
10. 50%も払わされるのはおかしいから,サイト名・ホテル名をさらして文句を書いた
(「世の中モンスタークレーマーがたくさん: 旅行サイトとホテルの苦悩」http://blogos.com/article/320094/
要するに、勘違いによって、ホテルと予約サイトを詐欺呼ばわりしたわけだ。まあ、勘違いすることなんて誰にでもあるだろうし、勘違いする権利或いはばかである権利というのは基本的人権の一部であるかもしれない。水島の罪というのは勘違いしたということ自体ではなく、反論も謝罪もせずに自らの記事を消して、ばっくれてしまったことだろう。ここから、公文書改竄の財務官僚*3までの距離はかなり近いといえるだろう。
NTVは水島が既に退社していることを喜ぶべきだろう。《ホテル予約サイトの闇》なんていうドキュメンタリー番組が作られなくてよかった、と。