Envy not Jealousy

取り敢えずメモ。

ハフポスト日本版編集部「剛力彩芽がインスタ投稿を謝罪し「すべて削除」を宣言 「やっかみですよね」と擁護の声も」https://www.huffingtonpost.jp/2018/07/22/goriki_a_23487288/
南麻理江「剛力彩芽さん、宣言通りインスタ投稿全削除 著名人から真剣フォローも相次いだが…」https://www.huffingtonpost.jp/2018/07/23/ayame-goriki_a_23488108/
ねとらぼ「剛力彩芽、批判受けインスタ全削除へ 「何がダメ?」「やっかみですよね」と擁護の声も」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180723-00000018-it_nlab-ent


次の展開として、


ねとらぼ「剛力彩芽、インスタ再始動も「撮影 by 前澤友作」で再燃 「堂々としてて素晴らしい」「自重すべきでは」と賛否の声」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180725-00000046-it_nlab-ent


「炎上」の背景を巡って。
スポニチ』の記事;


ZOZO前沢氏 「心が歪んでるから」投稿リツイート剛力彩芽をフォロー?
7/23(月) 11:01配信 スポニチアネックス


 女優の剛力彩芽(25)との交際で注目を集めている衣料品通販サイト「ZOZOタウン」を運営するスタートトゥデイの前沢友作社長(42)が23日、自身のツイッターを更新。交際への批判の反論とみられる人気ブロガーで作家・はあちゅうさん(32)のつぶやきをリツイートし、話題となっている。

 剛力と前沢氏はサッカーW杯ロシア大会の決勝戦を現地で生観戦したことをSNSで報告。剛力は日本代表のユニホームに身を包み、決勝戦が行われるスタジアムの前で笑顔でタオルを広げる写真を添え「凄いところにいる。夢みたい」とインスタグラムに投稿。前沢氏も同じ構図の写真をツイッターにアップした。

 その後、芸能人やファンなどから批判の声が出たことを受け、剛力は22日にインスタグラムを更新。一連の行動を謝罪しつつ、プライベートの経験を投稿する意味を告白。前沢氏への思いや今後も交際は続けていくという意思をつづりつつ、「今までのインスタ投稿はこのあとすべて削除します。心機一転のつもりです」とした。

 この騒動に、はあちゅうさんは自身のツイッターで「誰かの幸せな姿を見た時に、幸せな気持ちになれないのは心が歪んでるからだよ」とバッサリ。「幸せな人には思いっきり自慢してほしいし、私はそういうの見て自分も幸せになりたい。幸せな人が増えたら幸せな国になるだけだよ、隠すことじゃないよ幸せ。ケチつけてくるほうがおかしいのよ」と批判した。

 このツイートを前沢氏がしっかりとリツイート。大きな反響が集まる中、さらに前沢氏は「出る杭は打たれる、ということなので、出過ぎた杭は打たれない、ってなるまで出てしまおう。何事も突き抜けてしまえばね」と意味深につづっている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180723-00000097-spnannex-ent

また、古市憲寿*1のコメントを紹介する『スポーツ報知』の記事;

古市憲寿氏、剛力彩芽のインスタ削除に「嫉妬の意味で怒っている人が多い」
2018年7月24日 9時56分 スポーツ報知


 24日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月〜金曜・前8時)では、スタートトゥデイの前澤友作社長(42)と交際中の女優・剛力彩芽(25)が、24日までに自身のインスタグラムの過去の投稿を削除したことを報じた。

 同局の山崎夕貴(30)アナは「本来ならSNSは有名人の普段見られない一面を見られるというのが良さな気がするんですが」と話し、「有名人のプライベートどこまで明かす?」についての番組調査では、「交際をにおわせるような投稿はやめてほしい」「2ショットで堂々と投稿するなら応援します」「プライベートは見たいが恋愛は見たくない」などの意見を紹介した。

 コメンテーターを務める社会学者の古市憲寿氏(33)は「剛力さんの熱心なファンっていたんですか?」と切り出しスタジオをざわつかせつつ、「あんまり恋愛的な意味での炎上というよりも、プライベートジェットとか、お金持ちと付き合っているってことがうらやましい。嫉妬の意味で怒っている人が多い」と分析した。

 MCの小倉智昭キャスター(71)は「芸能人といってもそれぞれ個々によって考え方が違いますから一概に論じるってことは簡単にはいかない」と話した上で「自分の好きなタレントさんのプライベート。特に恋愛なんかに関して、知りたくないっていう人は、そういうもの(SNS)を見なければいい」と持論を語った。

 剛力のインスタグラムは、22日深夜にファンに向けメッセージを投稿し、過去の投稿を削除することを宣言。24日までに過去の投稿すべてが削除されている。
http://news.livedoor.com/article/detail/15056281/

古市は言葉を間違えている。これは「嫉妬」ではなく妬み英語で言えば、jealousyではなくenvy。嫉妬(jealousy)では相手に対する同一化や模倣、或いは相手に対する欲望の活性化が生起するが、妬み(envy)の場合に生起するのはバッシングである。出る釘は打たれる! また、嫉妬は相手とは相対的に平等(対等)であると主観的に認識されているときにのみ生起する。定義上、神に嫉妬することはできない(Cf. 山崎正和『柔らかい個人主義の誕生』*2 )。それに対して、妬みにおいて妬む者は常に妬まれる者に対して道徳的に優位に立っている。持てる者(金持ち、リア充)は常にカテゴリーとして悪である。ニーチェなら、こういう道徳を「奴隷道徳」の一種だと言うぶ筈(Cf. 『道徳の系譜*3)。
柔らかい個人主義の誕生―消費社会の美学 (中公文庫)

柔らかい個人主義の誕生―消費社会の美学 (中公文庫)

道徳の系譜 (岩波文庫)

道徳の系譜 (岩波文庫)

「嫉妬」とは区別された「妬み」という概念は、元々米国の文化人類学者George M. Fosterが提起したものだが*4、以前は妬みの社会的機能、例えば閉じられた社会において出る釘を打つことによって、それなりの均衡や平等を達成することが気になっていたが、今はそれよりも嫉妬のポジティヴな社会的機能に興味がある。
See also


女性自身「剛力彩芽 インスタ投稿削除の背景にみえる“剛力叩き”の圧力」http://news.livedoor.com/article/detail/15059331/