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村上春樹の短篇集『女のいない男たち』を読了したのは先週のこと。
「まえがき」に曰く、
まえがき
ドライブ・マイ・カー
イエスタデイ
独立器官
シェラザード
木野
女のいない男たち
そういえば、五木寛之*1 の短篇集に『男だけの世界』というのがあったことを思い出した。これもヘミングウェイ=高見の影響?
「女のいない男たち」と聞いて、多くの読者はアーネスト・ヘミングウェイの素晴らしい短編集を思い出されることだろう。僕ももちろん思いだした。でもヘミングウェイの本のこのタイトル”Men Without Women”を、高見浩氏は『男だけの世界』と訳されているし、僕の感覚としてはむしろ「女のいない男たち」よりは「女抜きの男たち」とでも訳した方が原題の感覚に近いような気がする。しかし本書の場合はより即物的に、文字通り「女のいない男たち」なのだ。いろんな事情で女性に去られてしまった男たち、あるいは去られようとしている男たち。(pp.9-10)
- 作者: 五木寛之
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1970/09
- メディア: 文庫
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*1:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070702/1183349034 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080611/1213164336 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080924/1222271516 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090814/1250248807 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20091228/1261940217 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120213/1329146184 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20130604/1370290904 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20131018/1382023010 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20131129/1385699757 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20141220/1419039900 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20161222/1482381220 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20161229/1483027683 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170203/1486133850 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170321/1490107207
*2:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090910/1252570728 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110908/1315422781 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20151120/1447977100 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170421/1492746287