Peter Seisenbacher

朝日新聞』の記事;

柔道の金メダリスト、少女への性的虐待容疑で国際手配

2017年1月20日10時17分

 1984年ロサンゼルス、88年ソウルの両五輪で柔道男子86キロ級を制したペーター・ザイゼンバッハー氏(56)*1について、母国オーストリアの検察が少女への性的虐待容疑で逮捕状を取り、国際的に手配している、と外電が伝えた。

 AFP通信などによると、同氏はソウル五輪後に引退した後は母国のほか、ジョージアなどで指導。リオ五輪では、銀メダルを二つ獲得したアゼルバイジャンのヘッドコーチだった。

 容疑は、2000年代初頭にウィーンで指導していた14歳未満の少女2人に性的暴行をしたというもの。昨年10月に少女側が告発し、12月の審理に同氏が出席しなかったことから、逮捕状が出たという。本人は昨年末にアゼルバイジャンを離れたとの情報もある。

 現役時代の同氏は常に日本勢の前に立ちふさがった強豪。同じロサンゼルス、ソウルの95キロ超級で優勝した斉藤仁氏(故人)と共に、五輪の柔道での連続金メダリストの第1号だった。
http://www.asahi.com/articles/ASK1K52X0K1KUTQP012.html

記事に添えられている写真を見て、「86キロ級」にしては太りすぎだろう、(写真に日付は入っていなかったけれど)現在は100kgを超えているんじゃないか、と思った。長谷川良「金メダリストの柔道家の「犯罪」」によると、彼は現在ドバイにいるらしい。ドバイとオーストリアの間には「犯罪人引き渡し協定」がないという*2
ところで、国際的にはどう報じられているのかと思い、検索をかけてみたら、(当たり前の話かも知れないが)上位に出てくるのは独逸語のソースばかりで、英語のものは全然出てこない。Wikipediaでも、英語版にはこの事件への言及は全然ないのだった*3。最上位で引っかかる仏蘭西語の報道は、


“Peter Seisenbacher est sous le coup d'un mandat d'arrêt” http://www.lequipe.fr/Judo/Actualites/Peter-seisenbacher-est-sous-le-coup-d-un-mandat-d-arret/769284
AFP “Un mandat d'arrêt international contre le champion olympique Peter Seisenbacher” http://www.parismatch.com/Actu/Faits-divers/Un-mandat-d-arret-international-contre-le-champion-olympique-Peter-Seisenbacher-1165076 *4


ところで、狩野英孝*5は擁護しなければならない。恋愛無罪!