「オスプレイ」をディスプレイ

承前*1

平安名純代「被災地でオスプレイPR? 米専門家「理解に苦しむ」「自衛隊ヘリが適当」」http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=164513


4月20日付の記事。
曰く、


海兵隊の新型輸送機MV22オスプレイが18日、熊本地震の被災地へ物資輸送を始めた。米メディアが、日本の災害対応で初めて米軍が投入したオスプレイの支援活動に焦点を当て報じる一方で、オスプレイの米専門家は、より多くの物資を輸送できる自衛隊ヘリを使わず、同機を投入した背景を疑問視する。

「CH47を豊富に投入できる体制にありながら、なぜMV22を使う必要があったのか」

 オスプレイの専門家で米国防総省の国防分析研究所のレックス・リボロ元主任分析官は18日、本紙に対してまず疑問を呈し「CH47は自然災害などの救援活動において非常に優秀な航空機だ。下降気流の心配もない。なぜオスプレイの使用を決定したのか理解に苦しむ」と首をかしげる

 「オスプレイがCH47に勝るのは速度だ。例えば、負傷者を一刻も早く病院に搬送しなければならない緊急事態が生じたからオスプレイを投入したというのであればまだ理解できる」と説明する。

 しかし米メディアが報じているのは、ほとんどが物資輸送の映像ばかり。米国防総省自衛隊との一体的な救援活動を強調している点も併せて報じている。

 リボロ氏は、果たして救援物資は現地にどの程度届いているのかと懸念した上で、「オスプレイを認知してもらう機会だったのではないか」とその役割に疑問を投げ掛けた。