事後的「公然」?

『朝日』の記事;


電車内でAV撮影 公然わいせつ容疑で男2人逮捕

2015年6月23日12時25分


 電車内でアダルトビデオ(AV)を撮影したとして、福岡県警は23日、福岡市中央区薬院3丁目、AVメーカー社長の平野英明(42)、同市東区馬出6丁目、同社員の柳沢裕史(33)の両容疑者を公然わいせつの疑いで逮捕、発表した。いずれも容疑を認めているという。

 中央署によると、両容疑者は2013年10〜11月、公募で集めた23〜28歳の女性3人について、同県内を走行中の西鉄電車の車内でそれぞれ胸や下半身を露出させたり、尿を排泄(はいせつ)させたりした疑いがある。その様子を撮影した映像は「場違い排泄」などのタイトルで昨年1月にDVDで発売された。映像を見た人から連絡を受けた西鉄が署に相談していた。女性3人についても同容疑で任意で調べる。
http://www.asahi.com/articles/ASH6R3V2BH6RTIPE01C.html

「公然わいせつ」というのはけっこう採り上げているのだが*1、AVの撮影というのは(自分でも意外なのだが)採り上げたことはなかった。撮影中は乗務員も乗客も気づかなかったので、その時点では「公然わいせつ」でななく、『場違い排泄』というDVDを観た誰かが密告った時点で「公然」ということになったわけだ。つまりは事後的な「公然わいせつ」ということになる。でも、電車で放尿はまずいよ。罪名は「公然わいせつ」ではなく器物損壊にすべきだった。「公然わいせつ」の場合被害者はいないのに対して、放尿による器物損壊は確実に西鉄及びその利用者に被害を与えているのだ。
放尿で思い出したのだけれど、今年の中川郁子が今年の2月に「路チュー」写真を撮られたということがあったのだ。『スポニチ』の記事に曰く、

中川農水政務官“路チュ〜”撮られた 永田町で有名だった仲の良さ


 中川郁子(ゆうこ)農林水産政務官(56)が同じ自民党の門(かど)博文衆院議員(49)と路上でキスする姿を週刊誌に報じられ、5日、謝罪コメントを出した。中川氏は2009年に死去した故中川昭一財務相の妻。門議員は既婚者だが、不倫関係でないと主張している。農水省では、政治資金問題で西川公也農水相(72)が辞任したばかり。相次ぐ不祥事に批判の声が集まりそうだ。

 中川氏は事務所を通して文書でコメントを発表。門氏とキスしたことを認め「酒席の後であったとはいえ、私の軽率な行動により、門氏の奥さまやご家族、支援者の皆さま方らに大変ご不快な思いをさせ、誠に申し訳なく思っている」とした。不倫関係は否定し、門氏について「同一政策集団二階派)に属し、2期生として活動をともにさせていただいているだけ」と説明した。

 一方、門氏も「お酒で気が緩み、軽率で誤解を招く行動だったと深く反省しております」とのコメントを発表した。

 2人のキスシーンは、同日発売の「週刊新潮」(新潮社)が報道。先月23日夜、東京・六本木の路上やカフェで唇を重ねた様子などが、写真入りで掲載された。

 門氏には、公式サイトによると妻と3人の娘がいる。昨年末の衆院選で和歌山1区から出馬し、比例近畿ブロックで復活当選した。一方、中川氏は現在は独身。12年に北海道11区から初出馬した際は「夫の志を継いで」と昭一氏の遺影を持って選挙を戦った。それだけに周囲にとって“不倫疑惑”は寝耳に水。永田町では今週、中川氏の不祥事が週刊誌で報道されるという噂が駆け巡ったが、「まさか不倫はないと思った」(永田町関係者)と驚きの声が上がった。

 ただ2人の仲が良いことは永田町では知る人も多かったといい、自民党関係者によると「二階派のパーティーの司会を2人で務めたこともある」という。先月も北海道でのイベントに門氏が出席。同関係者は、「中川さんと仲が良いから連れてきたのかな?と言われていた」と話した。

 2人の“情事”があった先月23日は、西川前農水相が辞任した当日。夕方に辞表が受理され、その数時間後に2人は熱いキスをかわしていた。中川氏は「官房と連絡を取りながら対応し、私の職責を尽くすことに特段の支障がなかったと認識しております」とコメントしている。中川氏は農水省ではNo・3のポジション。省内に激震が走った直後のスキャンダルだけに、波紋が広がる可能性がある。

[ 2015年3月6日 05:30 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2015/03/06/kiji/K20150306009924350.html

中川郁子の義父である中川一郎は立小便しているところを写真週刊誌に撮られたことがあったのだった。立小便と「路チュー」とどちらが文明的な行為であるのかは論を俟たない。中川郁子の事件のニュースを読んだとき、やはり歴史はちんぽもとい進歩するんだなと感慨に耽ったのだった。