大内順子

『毎日』の記事;


<訃報>大内順子さん80歳=ファッション評論家

毎日新聞 11月7日(金)18時53分配信


 日本のファッションジャーナリストの草分けとして知られるファッション評論家の大内順子(おおうち・じゅんこ、本名・宮内順子=みやうち・じゅんこ)さんが10月30日、病気のため川崎市内の自宅で死去した。80歳。葬儀は近親者で営んだ。

 中国・上海生まれ。青山学院大在学中にモデルとして働いた経験からファッションに関心を持ち、卒業後はフリーのライターに。1960年代からパリやミラノなど欧米のコレクションを取材。新聞や雑誌に寄稿し、シャネルやアルマーニをはじめとする海外の一流ブランドの魅力を紹介した。

 情報番組「ファッション通信」をはじめ、多数のテレビ番組にも出演し、トレードマークのサングラス姿と歯切れが良い解説でお茶の間に親しまれた。仏芸術文化勲章オフィシエ、日本ファッション・エディターズ・クラブ功労賞など受賞。著書に「パリ・コレの最前列から」「たたかわない生き方」など。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141107-00000057-mai-soci

80歳だったということに軽く驚く。
ところで、百度で「大内順子」を検索すると、上位に出てくるのは陶磁器のブランドなのだった*1
See http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%86%85%E9%A0%86%E5%AD%90

帰宅してPCを開いたら、徳大寺有恒氏が亡くなっていたことを知る。
『ハフィントン・ポスト』の記事;


徳大寺有恒さんが死去 「間違いだらけのクルマ選び」の著者
The Huffington Post
投稿日: 2014年11月08日 11時15分 JST 更新: 2014年11月08日 11時26分 JST



自動車評論家で新車批評の先駆け的な存在の徳大寺有恒(とくだいじ・ありつね、本名:杉江博愛=すぎえ・ひろよし)さんが、11月上旬、死去していたことがわかった。74歳。47NEWSなどが報じた。

徳大寺氏はトヨタ自動車のレーシング・ドライバーを経て自動車評論家に転身した。自動車への深い愛情から辛口の批評で知られ、1976年に始めた著書「間違いだらけのクルマ選び」は人気シリーズに。「間違いだらけの…」は流行語にもなった。
 
コストや販売台数を優先する自動車メーカーを一貫して批判し、魅力のある車づくりを訴え続けた。
 
(自動車評論家の徳大寺有恒氏死去 新車批評の先駆け - 47NEWSより 2014/11/08 08:47*2

徳大寺さんは1939年(昭和14年)、東京都で生まれた。成城大学を卒業後、1964年に日本グランプリでレーサーとしてデビュー。引退後はカー用品会社「レーシングメイト」を設立したが、1969年に経営が破綻。その心労もあって、病に倒れてしまう。その病床で書いた原稿を元につくられたのが『間違いだらけのクルマ選び』だった。

同書では「欧州車には『先進的』な思想があるが日本車は『安くていいクルマ』だけで思想がない」と指摘し、メーカー側にある物づくりの思想をも批評したとされる。ゴルフを基準にして日本車の問題点を論じたことで自動車マニアだけでなく広く一般の読者に支持され、正続合わせて100万部を超えるベストセラーとなった。
http://www.huffingtonpost.jp/2014/11/07/aritsune-tokudaiji_n_6124758.html

「間違いだらけの」というのが流行語になったように思う。これは既に日本語の言い回しとして定着したようで、「間違いだらけの」を鍵言葉にしてネット検索してみると、「クルマ選び」以外の多くのフレーズが引っかかる。それから、『間違いだらけのクルマ選び』は版元の草思社*3を売れ線の出版社に押し上げた本でありこれによって草思社を初めて知ったという人も少なくなかったのでは?