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http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20130816/1376590973に対して、


nessko*1 2013/08/16 12:46
>1960年代後半から1970年代
ハリウッドで美男美女が流行らなかった時代ですね。キャンディス・バーゲンジャクリーン・ビセットはいい女優だったのですが、美人だったので作品に恵まれなかった。その時代に合った女優が、カレン・ブラックやフェイ・ダナウェイでした。
カレン・ブラックはフツーに芝居がうまいですけれども、フェイ・ダナウェイになると演技派かどうかはビミョー。あの時代のスター女優だったとしかいいようがない。
淀川長治先生は、フェイ・ダナウェイについては「まあ、あれまずい顔なあ」とおっしゃっていましたが、ああいう顔のほうが受けがよかった時代があったんですね。
http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20130816/1376590973#c1376624805
そういえば、高校生の頃、YMCAで米国人教師のWho is your favorite movie star?という質問に、Faye Dunaway! と答えたことがあったのだ。フェイ・ダナウェイ*2といえば勿論『俺たちに明日はない*3なのだが、たしかに代表作は「1960年代後半から1970年代」に集中している。『華麗なる賭け(The Thomas Crown Affair)』(1968)*4、『小さな巨人』(1971)、『三銃士』(1973)、『チャイナタウン』(1974)*5、『タワーリング・インフェルノ』(1974)、『四銃士』(1974)、『コンドル』(1975)など。
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キャンディス・バーゲン*6はたしかにこの時代、作品に恵まれていない感じがする。代表作は『ソルジャー・ブルー』ということになるのか。或いはジョン・ミリアスの『風とライオン』? 彼女が仕事に恵まれなかったのは彼女の政治活動と関係があるのかどうか。 ところで、キャンディス・バーゲンはミノルタのCMに出ていて、東京の港区に住んでいた人(たしか中山千夏)に手紙を出したとき、律儀にMinatoではなくMinortaと書いていたという。
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ジャクリーン・ビセット*7は『ブリット』*8スティーヴ・マックィーンと共演しているけれど、やはりこの時代の代表作はトリュフォーの『アメリカの夜*9ということになるのかな。国籍が英国で仏蘭西の血を引いていた彼女は米国の大衆にとっては〈異邦の女〉だったということはないのかな。
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結局「ハリウッドで美男美女が流行らなかった時代」かどうかはわからないけれど、ただ〈男優〉に関しては革命的と言ってもいい変動があったことはたしかだ*10