『清華大学蔵戦国竹簡(壹)』

江村「以戦国楚文字書写、復元楚国歴史」『東方早報』2010年1月6日


2008年に北京の清華大学は「楚地で出土した戦国期の竹簡2100枚(断片を含む)を入手した」が*1、その一部が『清華大学蔵戦国竹簡(壹)』が公刊されることになった。収録されるのは、


「尹至」
「尹浩」
「程寤」
「保訓」
「耆夜」
「金滕」
「皇門」
「祭公」
「楚居」


このうち、「尹至」、「尹浩」、「程寤」、「保訓」、「金滕」、「祭公」は「《尚書》或類似《尚書》的文献」に属す。特に、「保訓」は「焚書以来従来没有人知道的」であるという。「楚居」は楚国*2王家の系譜(始祖である季連から戦国中期の悼王まで)と歴代の王都の地を「楚文字」で綴ったもの。また、「耆夜」は「前所未知的周代詩篇」。