ホッパー、跳び去る

EDWARD WYATT “Dennis Hopper, 74, Hollywood Rebel, Dies” http://www.nytimes.com/2010/05/30/movies/30hopper.html


デニス・ホッパー死す。癌に冒されながらも生涯現役の役者であった。『理由なき反抗』から始まるその長いキャリアは、それ自体で第二次大戦後の米国映画史の或る側面を構成しているといっていいだろう。
その膨大なフィルモグラフィ*1の中から、かつて観たことがある作品を挙げてみる。『理由なき反抗』、『ジャイアンツ』、『OK牧場の決闘』、『イージー・ライダー』、『アメリカの友人』(ヴィム・ヴェンダース)、『地獄の黙示録』、『ランブル・フィッシュ』、『アメリカン・ウェイ』、『リヴァーズ・エッジ』、『ブルー・ヴェルヴェット』、『スピード』、『ウォーター・ワールド』。NYTの記事では『イージー・ライダー』と『地獄の黙示録』と『ブルー・ヴェルヴェット』を代表作として挙げているのだが、私としては『アメリカの友人』を欠かすことはできないだろうと思うし、『イージー・ライダー』と並ぶ彼の代表作としてプッシュしたいのは『アメリカン・ウェイ』*2。これはamzon.co.jpを検索しても見つからず、DVD化はなされていないようだ。1986年、つまりはロナルド・レーガン体制の最盛期に封切られた。これを最初に観たとき、戦争に関して『宇宙戦艦ヤマト*3しかつくり出せなかった日本人は恥を知るべきだと思ったのだった。

ジャイアンツ [DVD]

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OK牧場の決斗 [DVD]

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イージー★ライダー [DVD]

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アメリカの友人 デジタルニューマスター版 [DVD]

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地獄の黙示録 [DVD]

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スピード [DVD]

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なお、デニス・ホッパーには現代アートウォーホールジュリアン・シュナーベルなど)のコレクターとしての一面がある。