麻枝光一「ケナフと大麻」http://taimadobrog.livedoor.biz/archives/50404789.html
取り敢えずメモ;
この後は、それに比べて、「大麻」は多様な用途に役立ち、日本の生態学的秩序も乱さないという話。
ところでこのケナフ、CO2削減だとか紙の原料になるので地球環境にいいとかいうことで、何年か前、政府が予算をつけて栽培を奨励した。実際に植えてみるとトゲがいっぱいで扱いにくいのと、紙にしかならないのがわかった。紙なら稲ワラやトウモロコシでもできる。しかし政府が力をいれているので、コクヨなどの大手企業がケナフで名刺用の紙を作ったりして国策に協力した。おそらく採算はとれてないだろうが。
もう7年ほど前になるが、画期的なテレビ番組が放送された。テレビ朝日の素敵な宇宙船地球号という番組で、「大麻が森林を救う。大麻が地球を救う」というタイトルで、何と日曜日の夕方6時のゴールデンタイムで30分間、放送されたのだ。それまで「たいま」という言葉はひそひそ声でしか言えなかったが、マスコミがはっきりと発声、それを1000万人が視聴していた。この影響は大きい。街の警官ですら「タバコより害がなくて、環境にもいいんだってなあ」というようになったのである。もちろんうちのレストランも出た。
この番組、その後、ケナフをとりあげたのだが、何と、「環境にはよくても、役にたたないケナフ」とかいう過激なタイトルで、政府のケナフ政策を批判した。
最近はブラックバスなどの外来帰化動物や帰化植物が日本の生態系に与える悪影響が大きな問題になっているが、このアフリカ原産のケナフも問題視されるようになってきた。環境に役立てるならどんどん植えなければ意味がない。ところが最近は種がとびちらないようになどと厳しく管理するようになってきた。そもそもケナフは地球温暖化問題の言い訳(日本も対策をとっていると外国に弁解するための)として、とつぜんもちだされたもので、いまとなっては政府はケナフの普及など考えておらず、またしても国民が乗せられただけという形になった。乗せられた国民がお人よしだったのはともかく、普及に使った税金だけは返せ。
このケナフ、小学生までボランティアに駆りだし、1年間に10万本も栽培されたと政府は宣伝してやがるが、かたや北海道で政府は何をさらしてやがるか?大麻を年間100万本以上も、しかもこっそりと、伐採してはムダに燃やしているのである。