清水和子さんからCSF-MLへの転送;
ポール・ギルロイについては、取り敢えずhttp://www.lse.ac.uk/collections/pressAndInformationOffice/newsAndEvents/archives/2005/PaulGilroy_Appointment.htmとhttp://www.lse.ac.uk/collections/sociology/whoswho/gilroy.htm。
10/10 和光大学総合文化研究所公開シンポジウム
ポール・ギルロイ講演会 Could You Be Loved?和光大学総合文化研究所が主催するシンポジウムのお知らせです。
『ブラック・アトランティック』の翻訳、刊行によって、日本でもますます注目されつつあるポール・ギルロイ(ロンドン大学スクール・オウ゛・エコノミクス)氏が来日し、東京では和光大学で語りあいの集いをもちます。
何百年もかけて新大陸に移動した「黒い大西洋」、ディアスポラ(離散)のネットワークは、もうひとつの近代とも言うべき文化と政治、自由や自律に対する特異かつ普遍的な問いかけや構えを生みだしてきました。では、9/11以降の世界、「テロに対する戦争」の時代に、ブラック・アトランティックの思考と身ぶりは、どのようなグル−ウ゛を紡ぎだすのでしょうか? それはグローバル資本主義のサウンドトラックに終わるはずがありません。
では、「黒い大西洋」の文化は、どのような惑星規模の、あるいは世界市民主義(コスモポリタニズム)的な広がりに連なっていくのでしょうか?
今回のシンポジウムでは、アメリカでボブ・マーリィの音楽がよく聞かれるようになった移動の経緯をふりかえりつつ、移動や離散の文化政治と音楽、物語のもつアクチュアルな力の可能性について考えてみることにしました。日本でも、レゲエやダブなどの黒人音楽は、日常的に聞かれているポップやダンス音楽、その周辺文化のすみずみにまで影響を与えており、その意味でも、今の時代/世界状況でディアスポラの重要な結び目の一つであるボブ・マーリィをきっかけに考えられることは少なくないはずです。
シンポジウムと銘打っておりますが、ギルロイ氏の講演はもとより、日本からの応答コメントも、ボブ・マーリィのトラック(一曲)をタネ/ネタにして、音楽を交えたワークショップのような場にしたいと思います。
ポール・ギルロイの思考、言葉と、ブラック・アトランティックのビートのうねりに身をあずけてみませんか?
多くのみなさんの参加をお待ちしております。
日時 2007年 10月10日(水)15:00~18:00
(開場2:40)場所 和光大学 J−301教室
主催 和光大学総合文化研究所
入場無料 予約不要 (鶴川駅より徒歩15分あるいはタクシー五分)
講演 Could You Be Loved?
ポール・ギルロイ(ロンドン経済政治学術院(LSE))教授)