環球楽園

承前*1

 楊潔、李継成、呉真真「環球楽園彫塑面臨拆遷」『東方早報』2006年9月11日


〈廃墟〉繋がりということで。
上海の嘉定区に「環球楽園」という遊園地があった。1996年に開園し、1999年に倒産のため閉園。以来7年間に亙って廃墟として放置されてきた。9月15日からその取り壊しが開始されるという。園内には世界36箇所の名勝が再現され、古代希臘・羅馬風彫刻や仏像等々の彫刻がごろごろしている。これらの彫刻を一緒に破壊してしまうのは惜しいという声が拡がっている。この「環球楽園」、7年間も廃墟の儘放置されてきたにも拘わらず、上海市民の思い入れは強いようである。また、「彷彿進入了現代的“世外桃源”」として、〈廃墟〉としての美を味わう向きもあるようである。
この〈廃墟〉を見に、一度行ってみたいものだと記事を読みつつ思ったのだが、嘉定区はちょっと遠いし、9月の上海は観ておきたいアート系のイヴェントが目白押しだし。
ところで、〈廃墟〉となったTDLというのも美しそうではありませんか。