Thinking economically and thinking linguistically

 http://d.hatena.ne.jp/Yasuyuki-Iida/20060901#p1
 http://d.hatena.ne.jp/Yasuyuki-Iida/20060902#p1


経済学的に思考するのは(少なくとも偶には)面白い。
ところで、国立大学の入学料って駒澤大学よりも高いんだ!

また、「安倍晋三官房長官は30日、首相に就任した場合に政権公約の柱として掲げる「教育再生」の一環として、国公立大学の入学時期を現在の4月から9月に変更し、高校卒業から大学入学までの間にボランティア活動に携わることを義務付ける教育改革案の検討を始めた」ということを巡っては、http://d.hatena.ne.jp/sava95/20060831#p1のコメント欄。ある人曰く、「ウワー、義務化された奉仕をボランティアと言うのは日本語の乱れです。正しく、「勤労奉仕」と言うべきでしょう」、「強制労働」、「徴用」、「学徒○員」*1
ところで、9月入学を巡って、kaikai00さん曰く、


過去にも9月入学という話はあった。しかし、実現しなかった。なぜなら、9月入学は大学と高校との間だけの問題ではないからだ。大学が9月入学となれば、それにともなって高校の様々な日程もそれに合わせることになる。それは中学校や小学校へも当然影響する。小学校から大学まで一緒に変更しなければ日程などで問題が起こる。その変化は決して小さくない。だからこれまで実現していない。

 また、3月卒業、4月入学は、日本の気候に合っているとか、これまで長い間そうだったから意識が変わりにくいという問題もある。そういう長い間の慣行を変えるのは難しいだろうと思う。
http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20060831/1156979797 

実は学年の9月始まりというのは賛成なのだ。このグローバル化のご時世、そうでないと、国際的に転校する子どもにとっては、スムーズな学校の移行というのが困難になると思われるからだ。また、日本の大学にとっても、留学生を受け入れやすくなるというメリットがあるのではないか。
学年の始まりが9月になっても、アメリカの企業が9月から財政年度を始めるというのは聞いたことがないので、企業の財政年度は今まで通りに、4月始まりの3月〆のままなのか。日本語において櫻の持つ様々なコノタシオンの多くは日本の教育制度に関係するところが大きかったように思う。9月入学となれば、櫻の意味も変容するわけだが、これは言語学的問題。

*1:中国語でいえば、「下放」? また、ある世代の中国人の文章には当たり前のように出てくるが、日本語にストレートに訳しにくい言葉として、「挿隊」というのがあるが。