梅か牡丹か

 〓*1菲「国花相争20余年 梅花牡丹或共贏」『東方早報』2006年3月9日


梅か牡丹かという「中国的“国花之争”」は20年来続いているが、最近中国工程院院士で中国園藝学会副理事長である陳俊愉氏が「一国両花」、つまり梅と牡丹をそれぞれ中国の国花にするという提案をしている。陳氏によれば、梅と牡丹は以下のような対立をかたちづくるという――南(長江、珠江)/北(黄河)、喬木/灌木。陳氏の「一国両花」で引き合いに出されているのは、墨西哥と日本なのだが、はたして日本の国花は桜と菊でよかったのか。因みに、陳俊愉氏はそもそも〈梅派〉だった。

*1:gong1。龍+共。GB2508。