映画監督、また『一個饅頭引發的血案』

承前*1
『一個饅頭引發的血案』を取り上げているせいか、つい目を止める。『朝日新聞』の記事なり;


映画監督って何だ!」 監督の著作権がテーマ

2006年03月01日16時11分

 「日本映画監督協会」(崔洋一理事長)が26日、創立70周年記念の会を東京都内のホテルで開き、映画監督の著作権をテーマに協会が製作した「映画監督って何だ!」(伊藤俊也監督)を上映した。

 監督90人が出演。時代劇、再現劇、劇中劇、インタビューで構成し、今の著作権法が認めていない映画監督の著作権を訴えている。

 伊藤監督は「著作権奪還のためのプロパガンダ映画。問題を広く世に問いたい」と訴えた。ほかに、出演した小栗康平熊井啓山本晋也ら約20人がそろい、著作権課長役の大森一樹監督は「僕のセリフはいらないと思ったが、監督にそうはいえないので引き下がった」などと笑わせた。

 この日はまた、協会の元理事長で病気療養中の大島渚監督も顔を見せた。

 「映画監督って何だ!」は24日に東京・池袋の新文芸坐で上映。電話03・3971・9422(劇場)。
http://www.asahi.com/culture/theater/TKY200603010279.html

映画における著者性の帰属の困難については、たしか内田樹氏も論じていたが、それでも敢えて監督に著者性を帰属させることの意味を問うこと、それは著者性一般の意味を問うことにも通じる。
ところで、3月1日の『東方早報』には胡弋氏へのインタヴューが掲載されている。もし陳凱歌に会ったらどうするという質問に対しては、「等他問我、我很少主動和人説話的」と。また、既に数社からオファーがあり、これを機会に映像作家への転身を考えているという。