泉岳寺と品川の間

「一般客は絶対に降りられない謎の駅 新品川駅とは?」『なぎさ』(京急電鉄)641、p.9、2023


泉岳寺と品川の間にある「新品川駅」について。


この駅はあくまで「業務用の駅」で、品川駅の北に位置し、電車の折り返しなどに使われているという。京急の担当者はその成り立ちをこのように話す。
「正確な記録はないのですが、1981(昭和56)年の品川駅12両編成対応に合わせて引上線延伸が行われおり、それ以降に設置されたと推察できます」
一方で、この場所が鉄道ファンの間で「新品川駅」の名で親しまれているのには明確な理由がある。「新品川」という青い立派な駅名風看板表示があるのだ。担当者によれば、誰が取り付けたのかは不明とのこと。あくまで”業務用昇降台”なので非公式の存在だが、このスペースに駅名をつけた社員の遊び心(親心?!)だったのだ。
ところで、泉岳寺*1と品川の間を京急の線路だと思っていない人も少なからずいるのでは? 昔、都営浅草線経由で品川に行ったときに、地下鉄の切符は買っているのに、泉岳寺-品川間の分も払わなければならず、二重盗りするんじゃねぇよ、とむかついた記憶がある。