結末は

「万引き」のことは前回投稿した後に知った*1。 


女性セブン「【行方不明騒動の全真相】ピーコが万引きで逮捕されていた 店は“常習性”から通報、現在は身寄りもなく施設に」https://news.yahoo.co.jp/articles/9962b2dda1868016b5316908a2f8c9216db3630f


曰く、


かつて、オネエキャラ全開の「おすぎとピーコ」としてテレビに引っぱりだこだったピーコに関する報道が、この4月に相次いだ。4月10日、『週刊女性プライム』が自宅マンションからピーコが姿を消し、行方不明になっていると報じた。それから6日後の4月16日には『サンデージャポン』(TBS系)がピーコが高齢者施設にいると「無事」を伝えた。
 
 これより3週間ほど前の3月25日、午後3時に事件は起きた。
  
「買い物に訪れていた店で、ピーコさんが万引き(窃盗罪)で逮捕されたんです。お店側は以前からピーコさんの買い物の様子が気になっていたようですが、名前のあるかただし何かの間違いだろうと考えていた。ですが万引きを繰り返していることがわかり、警察に通報したようです。本人は“代金はカードで払った”と話していましたが、クレジットカードは使用停止に陥っていて使えなくなっていました。

 逮捕された店だけではなく、自宅周辺の複数のお店が警察に相談していたようです」(前出・ピーコの知人)


逮捕後、ピーコは釈放され、自宅には戻らず施設に入所した。

「行政の担当者が、代理人弁護士と話し合って処遇を決めたようです。ひとり暮らしはもう難しい状態で、身寄りもなく頼れる人もいない。そこで施設に入所したようですが、おすぎさんとは違うところにしたそうです。

 ピーコさんの逮捕はごく親しい人にしか伝えられず、携帯電話も解約してしまったので、知人や友人らも連絡が取れない状態が続いています」(前出・ピーコの知人)

完全版と称する記事も出ている*2。ここでは、常習性の犯罪ということで、「前頭側頭型認知症」の可能性が指摘されている。
まあ、それにしても、物語のオチとしての「万引き」といううのは丸谷才一『笹まくら』*3以来だ。

「新郷由紀『老人たちの裏社会』宝島SUGOI文庫」https://nessko.hatenadiary.jp/entry/2023/04/20/082517


この事件に触発されて書かれた文章には考えさせられるものがある。


ピーコの続報を読んで思い出した本。老人といってもいろいろな人がいる。いわずもがなのあたりまえのことだが、戦後大衆文化をけん引してきた全共闘世代のとくに男性は、自分たちの上の世代を「古い」と切り捨ててきたせいか、そういうことをよく見ないまま、気がつかないまま、いま自分たちが老いてきている、そんな気がした。

(彼らがマスメディア上でその場の気分で放言したことが、浴びせかけられるだけの立場に甘んじなければならなかった者たちにどれだけ害を与えたか。もちろん、「そんなことで傷つくのがわるい」ということになっているので、彼らは直接報復はされない。しかし、祟ることは祟るんですよ。ざんねんながらね)