やめました?

承前*1

「ネットでの「寸止め」が通じない… 有名ブロガー殺害の衝撃」http://blogos.com/article/311902/


hagex殺しを巡る『女性セブン』の記事。
最後に登場する中川淳一郎*2が凄い;


生前の岡本さんと交流があったネットニュース編集者の中川淳一郎さんが語る。

「私もこれまでネットのやりとりでは散々相手を罵倒したことがあったけれど、ヴァーチャルのけんかはリアルの世界に影響を及ぼさないことが前提だった。自分も相手も、『ここまでならば言って大丈夫』という“寸止め”のマナーもお互いにわかっていたはずだった。だけど、Hagexさんの事件で、その説が嘘だということが証明されてしまった。これは大きな衝撃でした」

 互いに知らない人々を結び、さまざまな明るい可能性を持つネットが、半面、凶悪犯罪の温床となり得ることに、人々は否が応でも気づかされることとなった。さらに中川さんが打ち明ける。

「Hagexさんが亡くなって以来、何も書く気がおきないんです」

 これまでツイッターやブログを駆使して舌鋒鋭く発言してきたが、事件以降はSNSの更新を一切やめた。

ツイッターをうまく使えば、多数のインプレッション(≒閲覧数)を稼げてイベントや書籍の告知もできるから、大きな痛手です。でも正直、毎日意見を表明したりけんかしたりするのがバカバカしくなった。『娘が成長しました』と写真を載せて、『わぁ、カワイイ』とほめられることに何の意味があるのか。SNSをやらなければ炎上もしないし、面倒なことにも巻き込まれません。今は毎日が心穏やかで快適です」(中川さん)

ネットの問題というよりも、記事の中で三上洋という方*3が「無敵の人」という言葉を参照しているけれど、nothing to loseな人間が増えれば社会が危険な場所になるというのは普遍的な真理といえるかも知れない。考えるべきは、如何にしてsomething to loseを持ってもらうようにするかということだろう。