『朝日新聞』の記事;
狛江市の副市長、市長に辞職を迫る発言 セクハラ疑惑で
河井健2018年5月19日23時11分
東京都狛江市で、市長による女性職員へのセクハラ行為を確認したとして、副市長が市長に辞職を迫る異例の事態となっている。3月に市議会で疑惑が発覚して以降、市長は「身に覚えがない」と一貫して否定している。
高橋都彦(くにひこ)市長(66)が辞職を迫られたのは、18日に市幹部が出席して非公開で開かれた臨時会議。市関係者によると、水野穰(みのる)副市長と事実上のナンバー3である参与が、「自ら進退を考えてほしい」などと辞職を迫る発言をした。市長は明確に答えなかったという。
共産党市議が情報公開請求で入手した市のセクハラ相談に関する公文書に、「口をつけたコップで何度も飲むことを強要された」「エレベーター内でお尻を触られた」といった被害が記されていたことから疑惑が発覚した。個人情報保護などを理由に、加害者とされる人物の役職が黒塗りされていたが、役職が2文字であることなどから「市長ではないか」と共産党市議らが追及している。
市長が公文書の信頼性に疑問を示したため、副市長らが、市幹部や被害者とされる職員に話を聴くなどしていた。(河井健)
https://www.asahi.com/articles/ASL5M5F2WL5MUULB001.html
要するに、昔から、ということ。市長の履歴とかは全く存じ上げないのだが、市長選出馬以前のことも、心太の如く一気に出てくる可能性も高いのでは?
狛江市幹部「市長セクハラ、数年前から注意」 辞職迫る
河井健2018年5月21日07時04分
東京都狛江市の高橋都彦(くにひこ)市長(66)によるセクハラ疑惑で、市長が数年前からセクハラ行為をやめるよう市幹部や市議に注意されていたことがわかった。18日の非公開の幹部会議で、市幹部の1人が発言したという。市長への辞職要求は市議会の一部会派から副市長ら市幹部に拡大し、市長は厳しい立場に追い込まれている。
複数の市関係者によると、水野穰(みのる)副市長は市長と市幹部が出席した18日の臨時庁議で、「立場を利用して卑劣な行為を行った」と厳しい言葉で市長に進退を迫った。その後、事実上ナンバー3の石森準一参与が、市長が初当選(2012年)した後の1期目からセクハラを注意してきたと発言。16年の再選後も副市長や自民党・明政クラブの市議とやめるように言ったが収まらず、今回の事態に至ったとし、「もう職員は誰もあなたを信用していない」と辞職を求めた。市長は明確に答えなかったという。
疑惑は3月、情報公開請求で入手したセクハラ相談に関する市の公文書をもとに共産党市議が市議会で質問し、表面化した。市は個人情報保護などを理由に加害者とされる人物の役職を黒塗りし、市長は「身に覚えがない」と否定。過去2回の市長選で市長を支えた自民党・明政クと公明党は、その議会で市長の辞職勧告決議案と調査のための委員会設置案を退けている。
自民党・明政クは共産党より以前に同じ公文書を入手したことが分かっている。今回の庁議での発言から、少なくとも一部の市幹部は数年前からセクハラを認識していたことも判明。市職員組合は4月、「加害者は市長」とする組合ニュースを発行し、「組織内の自浄作用はほとんど機能していない」とした。次の議会は6月4日に始まる予定で、ある市議は「今度は市議会の自浄能力が問われる」と話した。(河井健)
https://www.asahi.com/articles/ASL5N31QYL5NUTIL006.html
ところで、狛江が世田谷区の一部ではなく独立の市であることは昔から不思議だった(今でも)。